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【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。

第43章 呪術廻戦✿禪院直哉「性悪男」


直哉の質問攻めは続き、はなぜこんな自分に興味を持たれているのか不思議でならなかった。自分は詰まらない人間だという認識でこれまで過ごしてきたのに自分のことを語るたび本音で話しているのか分からなくなってしまっていた。

「喋るんダルい?口元ピクピクしとる」

「あ……いえ、これは……」

「誰とでもあるん?」

「はい……。その……人と話すと、どうしても緊張してしまって……」

緊張なのかストレスなのか微妙な所だが、自分のことを聞かれると顔面が痙攣することが度々あった。人前から離れれば落ち着くのだが、一度起こってしまえばその間はずっと引き摺ってしまう自分の中でも改善させたい症状。

「フーン。俺には理解できひん。そんなビクつかんでもちゃんはべっぴんさんやし自信持ちや」

寝そべっていた直哉は上体を起こし、の横髪を退けて耳を撫でてきた。

「逃げても離さへん」

「!」

「耳…、形も手触りも丁度ええ。飾っときたくなるええ耳や。真っ赤に染まって火ぃ付いてる」

撫でられるたびに擦られている音がした。耳たぶを捏ねるように動き、少しだけ引っ張られ、手前へと指先が滑り落ちる。

「ちゃん俺とキスしよか」

「!?」

「義兄弟だからとか関係あらへん。君のことモノにしたい思て。いい乳持て余して生涯終えるんも可哀想やし使うてやるわ」

顎を掴まれ、前屈みになった態勢が迫ってくる。は咄嗟に顔を背けて抵抗した。

「あれま。意識しよって初モンやな」

莫迦にしたような笑い声が交じり、は辱められ悔しい気持ちをグッとこらえた。その表情さえも直哉は食い物にし、ニタリと目元を歪める。

「ちゃん。つれない態度すんなや」

「っ」

腕を掴み、強引に自分の元へ引き寄せる。は硬直した体で抵抗の意を示そうとしたが、もう一方の手は懐に忍び込んで揉みしだいていた。

「ちゃん二択やで。NormalコースかHardコース、俺はどっちもお勧めやけど……どうすんの?」



分岐ENDとなる選択肢です
→ Normalコース[このまま次へ]
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