【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第42章 呪術廻戦✿五条悟+夏油傑~3LDKふたりの居候~
悟が好き。悟がいてくれるなら、悟が愛してくれるなら、悟が見てくれるなら……
「……さとる、……悟ッ、……悟」
愛おしさのあまり名前を何度も呼ぶ。それに応えるように最奥まで突いてきて、最高潮へ駆け上がるとピークに達する。
「あッ」
ドプッ ドプッ ドクドク びゅるるるッ!!
「はあっ、ああぁぁあ──っっ!!!」
内側の深い所で悟の種が撒かれるのを感じる。全身悦んで同時に達してしまい、理解不能な嬌声が意味もなく溢れた。
「あっ……、あっ」
最後までドクドクと吐き出される高揚感に浸り、全身がチリチリと熱くてまともに力が入らない。愛してくれた悟に使われたと思うと嬉しくて嬉しくて言葉にならない。
「はぁ……はあっ、ん」
目を瞑って息を整えていると布が擦れる音が聞こえ、悟の薄い唇が触れる。
ちゅ ちゅ…
薄っすら目を開けていくと悟は気だるげに瞼を開いて綺麗な瞳を覗かせ、見られていることに気が付くと零れたように薄っすらとした笑みが零れる。
「フッ…」
「ふっ…」
「ククッ」
「くふっ、ふふふふ」
ただ見つめ合ってあって、どちらからも口を開かないものだから余計に面白可笑しくなってしまい変な笑いのツボから抜け出せなくなってしまう。
「ブハッ、お前…なに笑ってんだよ」
「くくっ、こっちの台詞でしょ」
「お前が笑わしてきたんだろ」
「そっちが勝手に笑ったんじゃない」
もう何が可笑しくて笑っているのか分からなくなり、これが幸せの余韻なのかと思いつつ懲りずに笑う。
「あー可笑し。何が可笑しいのか分かんねぇけど」
「私も。笑いすぎて涙出てきた」
「泣くなよ」
「これは嬉し涙」
「じゃあもっと泣け」
「それどういう意味よ」
「さあ」
体を抱き寄せてスリスリしてくる体温が心地よくて、ただ肌と肌を触れ合っているだけでも心が通じ合っていうみたいに不思議と安心感が沸く。
「……疲れたか?」
「んー」
「。好きだよ」
何よりも言葉で伝えることが大切だと知って、同じ言葉を何度も繰り返した。