【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第42章 呪術廻戦✿五条悟+夏油傑~3LDKふたりの居候~
悟と傑、の中にはふたりの居候が同時に存在している。
二人の良い所も悪い所も含めては真剣に考えた。どちらも好きだけどどちらか答えを出さなければ先へと進めない。結婚するのも恋人にするのもたった一人。二人はもうただの同級生ではない。二人は一人の女として「一緒になりたい」と告白してくれた。
どちらを選んだほうが幸せになれるのか、後悔しないのか、自分の心に正直になって悩み、考えた。
「……………うん」
12月のカレンダーにはまた新しい斜線が加わり、今年が終わるのも残りわずか。の本心は定まった。
2006年12月24日
いつものように目を覚まし、寝ぼけた頭で階段を降りると朝に強い悟と傑はスッキリとした顔つきで声を掛けてきた。
「、おはよ。今日は初雪が降るんだって」
「テンション低いなお前。起きてっかー?」
「んー……はよ」
トテトテと歩き、洗面所で顔を洗ってようやく目が覚める。もうこれ以上先延ばしにするワケにはいかない。は悩んだ挙句、このクリスマスイブの記念日に覚悟を決めていた。
「逃げない。泣いちゃダメ。大丈夫。大丈夫だから……」
の心はブレていない。仲間としてきっとまた上手くやれると信じて、二人を信用しているから答えを導き出した。
……刻々と針が進む。
バラバラの時間帯で帰ってきたけどはイブらしく家の中を飾り付けて、傑が用意した豪華な手料理を堪能して、悟が買ってきた締め括りのクリスマスケーキを平らげる。これ以上にない楽しい時間だった。
名残りの時間を変わらなく過ごしていたかったが、意を決してはおもむろに口を開いた。
「──…」
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