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【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。

第42章 呪術廻戦✿五条悟+夏油傑~3LDKふたりの居候~


傑が教師になったら非術師育ちということもあり、教えるのも上手で親身でいい先生になりそうだ。ただ仲間思いのところがあるから過保護っぷりが出て、困難や危険を避け、成長過程を奪いそうな気もする。

逆に悟は教壇の前で大人しく立っている姿が全く想像がつかない。危なくなったら助けるという放任っぷりで生徒達を毎度振り回す。一人称"僕、私"と使っていても根っこは「強くなれ。僕に置いていかれないくらい」と背中で語りそうだ。

「悟。教職はいいぞ」

「はぁー?」

「悟は最強で実力も実績も申し分ない。ただ今は灰原や七海の受け入れは好調でなくても、相手に対する言葉遣いや態度を改めれば自ずと結果はついてくる。生徒だけでなく後輩にも信用も信頼もされるし、いずれは尊敬もされるだろう。想像してごらん。生徒達に慕われる未来の自分の姿を」

「───」

ニヒル顔で傑はにっこり微笑み、悟は既に後輩から慕われまくっている傑をみて何を思うのだろう。

後輩がはじめて入って来た時、傑に早々に人気をとられてムスッと拗ねる態度は明らかだった。暫くイライラするのかと思えばもう一人の後輩である七海に「今はまだ貴方のことを"信用"できませんが"信頼"はしています」と言われた途端、悟は落雷に打たれた顔をした。その後メチャクチャ調子に乗って構っていたら、七海が冷静に引いていたことを思い出す。だから分かる。

悟の無表情はニヤニヤだらしない顔付きに変わった。

「いやぁーそこまで親友に頼まれちゃ俺ェ、じゃなかった。僕もやるきゃないのかな!生徒だけでなく父兄の評判も人望もぜーんぶ僕のモノ。このグットルッキングガイの五条先生が貰っちゃうもんね!」

「その心掛けは大事だよ。私も今のうちから負けられないな」

「その調子その調子。頑張って五条先生」

傑はしきりに悟をおだてて持ち上げることに成功し、顔には全く出ていないが内心、チョロ…と思ったはず。乗っかったも同様に思うのであった。
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