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【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。

第42章 呪術廻戦✿五条悟+夏油傑~3LDKふたりの居候~



「!」

呪いを飲み込んだ傑は突如向きを変えると、の退紅色の瞳が光っていたことに気が付いた。

「。君って子は……」

「教えなよー。好物の蕎麦食べても一生味覚ゼロにしてやんぞ♪」

一瞬、傑と目を合わせた時に"妙眼"を発動していた。五感である視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の失認することが可能な瞳術によって、傑の味覚は完全に失われていたのだ。

「口は災いの門というのはこういうことか…。の愛情たっぷりの手料理が一生分からなくなってしまうのは正直困るな」

「あーあ、すっかり騙されてた」

悟を含めて三人で任務をしていた入学当時、は傑の取り込む瞬間を初めて目にした時の話だ。

《それ私が触っても平気?》

《……どうだろう。私の呪力を纏っているから問題ないと思うけど》

《触ってみてもいい?》

《危ねえぞ。お前が触った瞬間、ワッ!て来るかも》

《大きい声出さないで。吃驚するじゃん》

傑から球体を受け取るとは初めに匂いを嗅ぎ、次の瞬間、歯を突き立てた。

《いだぃ…》

《馬鹿だろ。それ飲み込むもんだぞ》

《飲んでもいい?》

《冗談でも止してくれ。いくら君が不死身の肉体の所有者とはいえ良い気分じゃない》

《だってよ。ゾンビ女は範疇外で良かったな》

《むぅ…。味もなんもしないや。呪霊って生臭いし腐敗して不味そうなイメージだったのに。ありがと》

《食用とかマジねぇわ。オ゛ッエー》

つい一年前の様子を振り返り、傑は包み隠さず呪霊の味について教えてくれた。

「──…そういう事だから皆には黙っていてほしい」

「いやいや、切り札隠すのと訳が違うよソレ。そんな吐瀉物を処理した雑巾の味がするなら早く私を頼ってよ。今までゲロのクソ土産渡してたって事じゃん」

は傑の隠し事を知り、大袈裟にガクッとショックを受けた顔をした。
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