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【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。

第42章 呪術廻戦✿五条悟+夏油傑~3LDKふたりの居候~


担任の夜蛾もこの期間中は任務に駆り出されることが多く、高専へ行っても直接話しができないと踏み、は携帯電話を手にとった。

荒行事のことは全面的に伏せ、術師として真面目すぎる傑には一人任務でいずれ支障をきたすということを話す。

『………分かった。傑一人で問題なくやれていると思っていたが、二人に関してはの方がよく知っているからな』

「なんか妙に角が立ちますね」

『そう言うな。ところでそれを悟には話したのか?』

「いや全然。むしろ黙ってようかなって思ったんですけど」

『あれはちゃんと話さないと拗ねるぞ。双方のことを想うなら礼儀。黙ってるのは一番良くない』

「分かりました」

『傑はどうしている』

「私が暑い暑いっていうものだからアイス買いに行きました」

『お前は鬼か』

「私は鬼神ではなく不死身です。これから私が同行するから大丈夫でしょ。がんばります」

『まあ……そうだな。お前みたいに相談してくれると助かるんだが、アイツらは俺を脳筋呼ばわりしている。、アイツらのこと頼んだぞ』

「はーい。じゃ、先生も余計に皺が少しでも減りますように」

『余計って何だ。じゃあ切るぞ』

夜蛾の了承も得たところで問題が残った。メールじゃ納得しないだろうし電話だと口論しそうだ。悟が少しでも大人になってほしいところだが、黙って任務を遂行して事後報告するよりかはマシかもしれない。

は問題を早急に解決しようと携帯を耳当てた。

「あ、悟。いま大丈夫?」

『おー…なに? 俺の声、聞きたくなった?』

「それも少しあるけど傑のことで話したいことあるの」

『傑? 何かあったのか』

急に心配した声質に変わり、はこの話が上手く説明できるような気がした。悟は黙って話を聞き終えると「俺には話してくんなかった」と逆に拗ねはじめ、事なきを得ることに成功する。

今度またちゃんと話すねといって電話を切り、丁度アイスや夕食を買い終えた傑が戻ってきたのだった。
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