【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第42章 呪術廻戦✿五条悟+夏油傑~3LDKふたりの居候~
「自撮りが苦手なら手足を送ってみるのはどう? 家にいるって文書を付け加えれば悟も少しは安心するかもしれない」
「おー!それなら採用するっ」
は足を出して座ると傑は映り込まないように足をあげ、カシャッと足だけの写真を撮った。
「これで良しっと」
「そのまんま送るのか」
「それ以上のこと思い付かないし。送信!」
ピロン♪
傑のアイディアのまま足を撮った写真と「家にいる」という文書を添えた。そう数分もしないうちに「元気そうだな」ときて、それに返信すると「足の血行みて分かった」と笑える返しが返ってきた。
ただし、そのあとに続く余計な文書がなけりゃ笑えたが、一気に冷めては携帯を閉じてテーブルの上に置いた。
「もういいのかい?」
「分かるでしょ。このげんなりした顔みたら」
「フフ、だろうね。悟は一言二言多いから」
「ようやく笑った。傑、ちゃんと休んでないでしょ。肩揉んであげる!」
「いや…、君は任務帰りで疲れてるんじゃ」
「私がしてあげたいの。ほーら、前向いて座って」
はソファーからぴょんっと立ち上がると背後に回り、傑の幅広い肩に指圧をかけた。
「あー。お客さん凝ってますねぇ」
「そう、ですかね…?」
は妙な敬語を使い出すと傑もクスッと笑って、それに合わせ始めた。
「こんなに凝っているのはお仕事を頑張っているからですね。お客さんは最近一人で任務をはじめたと聞きましたが、一番きつかったことは何ですか?」
「しいて言うなら、話し相手が居なくなってしまったことですね」
「最近の相方はますます調子に乗ってますからね。これを機にコンビ解消して、私と一緒の任務にお誘いしようと思ったのですが」
「!……それじゃあ効率が」
後ろを向いた傑の唇にそっと指を置いた。なにが言いたいのか分かる。
「水風船作った時、荒行事のこと話したでしょ? 強い手駒つくっても引き摺ってくるの大変だし、一緒した方が早いかなって」
「君、隻椎に入れてなかったっけ?」
「うっ。それはそれとしていいのっ! ハイ決定!」
「悟並みの強引さだな」