【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第42章 呪術廻戦✿五条悟+夏油傑~3LDKふたりの居候~
着信音を拾うと画像付きのメールをお知らせ。悟は打つのが面倒臭いのか"無題"というタイトルが鉄板で、添付された画像を開く。
「ふっ…、傑みてコレ」
失笑した具合に隣りにいた傑に写真を見せる。そこには舌出しポーズの悟、と祓い終わって消滅していく呪霊の姿。激務で猛暑だというのに最早笑うしかない。
「……悟は相も変わらずだね」
「暇人なのかって思うくらいこんなメールが毎日届くの。しかも全部自撮り」
「ちゃんと返信してるのかい?」
「いや放置」
「だからじゃないのか?悟が毎日送ってくるの」
「えー…。そういう感じ?」
「だと思うよ。私だったら三日も返信がないと不安になる」
「傑のはその日のうちにちゃんと返すよ。悟のはウザさMax」
きれいな風景とか面白い写真だったら何か反応する気になるかも知れないが、悟のメールは自分のことばかり。受信拒否は万が一もあるため設定していないが、正直ウザすぎて通報したい。
「なに送れば止めてくれると思う?」
「そうだな…。悟と同じく自撮りを送り返すとかどうかな」
「エ゛。やだ」
「今すごい声が出たね」
これが必殺・自撮り返し。傑は案を出してくれたがは不快感全開を露わにした。
「だって自撮りとかナルシストみたいじゃん。あっ!いいこと思い付いた。傑の写真送ってもいい?」
カメラのレンズを向けると傑は咄嗟に覆い隠した。
「おいおい待ってくれ。何故そうなる」
「悟も傑のことが好きだから」
二人は喧嘩するほど仲が良い。傑には自撮り写真を送ってないみたいだが暫く会えてないのなら喜ぶに違いないとは踏んだ。しかし……
「……悪いがもし仮にその写真を送ったとしたら、悟は間違いなく勘違いする」
「どゆこと?」
「沖縄のロビーで二人で話した時もそうだっただろう。悟は私とが二人でいることを快く思っていない。他撮りしてもそうだ。考え過ぎかもしれないが、何か理由をつけて任務を放棄する可能性だってある」
言われてみればそんなこともあったような。は困ったようにまた唸った。