【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第42章 呪術廻戦✿五条悟+夏油傑~3LDKふたりの居候~
あれが冗談じゃなかったら危ないヒト認定する所だった。ゲ〇が大好きとか受容できそうにない。傑は何事もなかったようにいつもの調子に戻っていたため、もあまり気にしないことにした。
──…そして今年の4月、長周期に続いた最大震度M7.3の揺れを観測した大地震。重軽傷者、倒壊や土砂災害による死亡者多数。避難生活によるストレスや持病の悪化などで確認された震災関連死。繰り返される報道で自然災害の恐ろしさを引きずりつつ、30度を超える東京の真夏日がとうとうやって来た。
「お前達も知っての通り、このところ呪霊による被害が多発している!!心してかかれ!!」
久々の教卓で蝉よりも熱い咆哮を飛ばす夜蛾。そんな生徒達は白けた表情をしており、悟は舌を出して天を仰いだ。
「あぢぃー……」
「なんだ悟。その顔は」
「いーや、言いたいことは山ほどあるけどさ。俺ひとりでやってもいいよ? ある程度コツ掴んできたし」
「フム」
悟は甚爾との戦いで反転術式を習得したと担任および上層部にも報告済だ。一人で任務を行うということはつまり傑とのツーマンセルを解消するということ。
「傑も行けんだろ?弱者様様なんだし」
「問題ないね。寧ろそっちの方が効率がいいと思います」
「満場一致!っつーことで俺に一番デカいの寄こしなよ。にばっか手柄取られんのムカついてた」
「嘘ばっか。アンタ達の方が危ない任務やってたじゃない」
「いーや、は幾ら死んでも構わないから一番強い奴に回されるって考えるのが妥当」
「あのね、特級の数はあれから変わってない」
「二人とも無駄なことで張り合うな」
「無駄じゃねぇよ。傑は悔しくねぇのか? こんな"最強"じゃなく"無敵"だけが取り柄のヤツに──」
「悟。任務の話しをするぞ」
硝子は元々危険な任務で外に出ることはなく、悟、傑、に合わせた任務内容が割り振られる。任務は一日で終わることもなく、家に帰る時間もなければお互いに顔を見合わす機会も必然的に減っていった。