【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第42章 呪術廻戦✿五条悟+夏油傑~3LDKふたりの居候~
「──このまま二人で溺れてしまいたいけど、初めは洗いっこしようか」
散々してきた唇を離されると、不敵に笑った傑がある種の全裸プレイを申し出た。傑の手は既に撫でるように腰周りへと誘い、裾に両手が掛けられている。
「私が脱がしてもいい?」
「う、うん……」
「それじゃあバンザーイして?」
「う、……うん」
は羞恥心と戦いながら両腕を挙上し、張り付いていた上着が首からスポンと脱がされる。
「次はズボンを脱ごうか」
「う、うん……」
面積が広い衣服から脱がされ、上着もズボンもなくなれば後はもう下着だけ。
「恥ずかしいなら後ろを向いても構わない」
「え?……あ、いいの?それじゃあ……」
どこをどうやって隠そうかと胸元で腕を固めていると、傑はそっと言葉を掛けてくれる。
「それじゃあ上の下着を外すね」
後ろ向きでも下着姿を見られるのは恥ずかしいが、よくよく考えてみれば水着姿も変わらないのだ。は平常心を保とうとしたがホックを外されると同時に先程までの余裕が勢いを消す。
「。腕を少し緩ませてもらっていいかな?」
「ご、ごめ……」
「綺麗だよ。私もすごくドキドキしているんだ」
傑は丁寧に肩から降ろしていき、せっかちに触れてしまわないように輪っかの紐を腕から外して行く。残りは下の下着だけ。こんな真っ裸の姿を明るい場所で見られるのは初めてで心臓がバクバク五月蠅くなった。
「体に巻くタオルを持ってくるよ。少し待ってて」
「へ?あ、……ありがとう」
なんて気が利く男なんだ。最終的には裸で抱かれるんだろうけどつくづく傑の優しさに感謝痛み入る。鏡張りの向こうの脱衣所からタオルを手にし、濡れた服は洗濯機の中に放り込まれる。
「お待たせ。下の下着も私が脱がせていいかい?」
「あ、いやっ……。こっちは自分で」
「フフ。残念だな」
傑は楽しそうだ。はそっと巻いたタオルの下で下着を脱ぎ、洗濯機に入れるとその横で傑は自分の服を脱ぎ始めた。