【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第42章 呪術廻戦✿五条悟+夏油傑~3LDKふたりの居候~
ちゅ、
頭部ごと包み込むように愛撫され、唇が触れ合う。すべてが優しくて愛おしむように強弱をつけながら唇が深く浅く啄まれていく。
「ん………はぁ…、ん」
キスをされながら頭を撫でられるのは嬉しくて、唇が離れると見つめ合ってまたキスをされる。
ちゅっ、ちゅぢ… ちゅ
「好きだよ、」
見つめ合ってキスされて、甘い言葉をかけられて、傑の熱に溶かされていく。大切にされて、求められて、体をギュッと引き寄せられて、傑の愛情は本物だと愛されているんだと心からそう強く実感させられる。
「私も……、傑が好き」
傑と同じくらい悟も好きだ。かけられた甘い言葉に応えると傑は切なそうに目を細め、何も言わず唇を押し重ねる。
…ちゅ
「。舌出して?」
「はぁ…」
「いい子」
遠慮がちに舌を出すと傑の指で口のナカを掻き回された。舌の上で指が転がり、反射的に唇を窄めて吸い付いてしまう。
ちゅぱ
ゴツゴツした骨ばった指先。舌を出す行為は恥ずかしかったが、それ以上に傑に弄られたくて引っ込めた舌を何度も出したりした。
「気持ちいい?」
「……うん」
「吸って」
顔を近付けてきた傑は今度は自分の舌を突き出してきた。舌を出す抵抗感が薄れ、傑の舌を求めるように吸い付く。
ちゅぷっ…
「んぅ、っん……」
指にしたみたいに繰り返し唇を寄せ、吐息が漏れ出る。羞恥心は残るものの自然と自分の舌も出てしまい、二人の舌が自然と誘われるように深いキスがはじまる。
「。すごく気持ちいいよ」
「うん。私も気持ちいい……ふぁ」
頭の中までどんどん溶かされていく。キスの味をたっぷり堪能すると、頬や顎にも情熱的なキスを落としてくれる。ねだるような視線を送ると唇にまた戻ってきて、首筋にも流れるように愛情をたっぷり注いでくれた。
「君が好きだ。愛してる」
傑の想いに応えたくて何処からともなく涙が溢れてくる。二人の男から特別に想われ、男女の関係になって、ハッキリできない気持ちだけがその狭間で揺らいでいる。
そんなの気持ちを宥めるように傑は優しいキスを何度も送り、慈しんだ。