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【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。

第42章 呪術廻戦✿五条悟+夏油傑~3LDKふたりの居候~



「ブサイクだな」

「馬鹿者!!あれほど皆の前に顔を出すなと」

「呪詛師襲来。このまま高専へ行きましょう。友達が巻き込まれるのは嫌でしょう?」

は護衛を安易に考えたが、悟も傑も周囲への被害を懸念した。呪霊や呪術が見えなくても人に当たらないという保障はどこにもない。

「おおっ、その制服は」

「手練れっぽいお爺さん出てきた。呪符なんだ」

「なんじゃ!!貴様!!どっから沸いてきた!?」

頭にタオルを巻いて甚平を着た老人が呪符を使って式神を呼び出す。するともう一人、いや……五体が囲むようにゴツイ体躯の紙袋を被った男が沸いて出てきた。

「皆同じ背格好じゃん。ったく、呪術師は年中人手不足だってのに転職するなら歓迎するよ。オッサン」

「いやぁ、職安も楽じゃねぇだろ。そのガキ、譲ってくれればそれでいい」

「どこがいいんだよ。こんなガキ」

「ぐォッ」

悟は術式で二体を即座に捻じ伏せ、六眼で相手の術式を見極める。どうやら式神ではなく全て本体の分身だと見切った。

「媒介なし。呪霊操術か!!」

「ご名答。流石長生きしてるだけはあるね」

「いいや、そう長生きするもんじゃないぞ。生きると生きるだけ金がかかる」

「ちょっと二人とも。私だけのけ者ですかー」

呪符を使った老人については傑の呪霊操術をみて興奮しており、は思わず棒読みで叫んだ。

「今回のところ出番ナッシング」

「は理子ちゃん傷付かないように守って。一番難易度の高い任務だ。それに君が一番容赦ない」

「この中で貴女が一番お強いんですか?」

「え?私?どうかなぁ…。サシでやったことないから分かんないや」

てへ♪とふざけた顔をしたところで呪符呪詛師と紙袋呪詛師がダウンする。奴らは賞金を欲した盤星教の刺客。高専の結界内であれば不法侵入者に反応して警報が鳴り、高専に留まるのが最も安全策だと結論に至った。

「理子ちゃん。異論ないね?」

「……うぬ」

天元様の命令を決して忘れちゃいないが、ここは「めいれいさせろ」ではなく「いのちだいじに」にコマンド変更すべき。理子も渋々納得したようだった。
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