【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第42章 呪術廻戦✿五条悟+夏油傑~3LDKふたりの居候~
「賞金稼ぎ、あり得るね。情報社会は便利だけど厄介だ」
「掲示板あった?」
「今探してる」
傑はこの家にあったノートパソコンを開き、それらしいサイトにアクセスしていく。
「あ。こっちが先に起きた」
「……アナタ方は……?」
「「「 味方です 」」」
自分達は護衛を依頼された高専関係者だと星漿体と同居していた世話係の黒井美里に事情を話す。どうやら二人とも爆風で気を失っており、星漿体の少女の名は天内理子。廉直女学院中等部に通う2年生のお嬢様とのことだ。
「取り敢えず移動しましょう。居場所が割れている。黒井さんは暫くコレにお乗り下さい」
「コレは……?」
「私は取り込んだ呪霊を操れるんです。危害はありません」
「つーかこのガキどうすんの?一応医者にみせる?」
「脳に触っても異常なかった。星漿体といっても呪力はみえる程度で肉体は人並みなんだね」
「ならいいや」
「あの、どちらへ向かわれているのですか?」
「身を隠すなら高専、でしょうね」
「なあ傑、コイツも」
「両手ガラ空きでしょ。お姫様なんだから丁重にね」
「あ゛?何でこの俺が、ってマジで置いてくなよ!」
マンションの廊下に出るが怪しい気配はない。外敵以外にマスコミ関係者にリークされても面倒なのでエレベーターに向かっていると、悟がお姫様抱っこしていた理子がパチッと目を覚ました。
「お。起きた」
べちぃッ
「プッ」
「ブフッ、クリーンヒット」
「お前が抱っこしろって言ったんだろ!!誰がこんな乳もねぇガキ…──」
「下衆め!!妾を殺したくばまずは貴様から死んでみせよ!!オラーッ」
理子という少女はどうやらお嬢様という名のお転婆娘らしい。乱暴に運んでいた訳でもないのに視界に映るや否や悟の左頬に平手打ちを入れてアグレッシブに離れた。
「まあまあ理子ちゃん落ち着いて。私達は君を襲った連中とは違うよ」
「嘘じゃ!!嘘つきの顔じゃ!!前髪も変じゃ!!」
「、、、」