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【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。

第42章 呪術廻戦✿五条悟+夏油傑~3LDKふたりの居候~



「弱者生存。それが社会のあるべき姿だ。弱きを助け、強気を挫く。いいかい悟。呪術は非術師を守るためにある」

「それ正論?俺、正論嫌いなんだよね」

「…何?」

傑は悟の煽り言動に対して皺をよせ、ピリついた空気を漂わせる。任侠道気風の心得を持った傑は悪人や横暴なヤツには容赦ない。二人が喧嘩するのは面白くないので止めに入ろうとしたら、その前に硝子は千鶴の二の腕をツンツン突いてきた。

「──えっと。あのままにしちゃったけどいいのかな?」

「いーのいーの。クズ共はに甘え過ぎ。男は黙って拳でガツーンとすればそのうち分かり合えるモンよ」

「そういうモンなの?」

「私の持論ではね」

「うわぁ…」

ニシシッと硝子は悪い笑みを浮かべ、未成年なのにも関わらず懐からライターと煙草を取り出して一服をはじめた。

「硝子ちゃん。それホント止めなって」

「まあいずれ止めるし」

「体に悪いんだよ?」

「そりゃそうだ。の母体に影響でちゃ困る」

「へ……?!」

「未貫通だったか?」

「………」

──何故、それを。

「鎌掛けてみて正解。クズ共のリミットかと思ってね」

「ひどいよぉ……」

「ははは。耳真っ赤にしてかーわい」

煙草の煙を消した硝子は両手での髪をワシャワシャと撫でる。硝子はより少し背が高いせいか、子ども扱いするところがあるのだ。

「ボサボサ―」

「私の髪で遊ばないでよ」

「悪い悪い。私はどっちに転んでもの味方だよ。男を喜ばせる方法は専門外だけど、イチモツに堪えたんなら何時でも治療してやるから遠慮なく言いな」

「え、ぁ………イチモツって何?」

「ぶはッ」

「えぇっ?!何で笑うの?!」

珍しくクールな硝子が大爆笑し出してついて行けず、は挙動不審になる。結局硝子は用事を思い出したと行ってしまい、は教室に戻ろうかと踝を返した。

RRRRRR…
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