【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第42章 呪術廻戦✿五条悟+夏油傑~3LDKふたりの居候~
一日地方のホテルで宿泊。その後、は昼過ぎに高専の教室に顔を出した。
「おはよ、じゃなくてお疲れ様」
一番最初に気付いたのは傑。の席でグテーっとたんこぶ作っていた悟はムクッと起き、硝子は悟のグラサンで遊んでいた所だった。
「傑、帰ってたんだ。お疲れー」
「まだ五日とちょっとだろ?一日見てないからってワザとらしいんだよ」
「置き去りにしたのは悟だ」
「メモ残した」
「私は随分甘く見られているね」
「やるか?」
「格闘技なら私もやる!」
「はいつ見ても元気だね。しかも1級相当の呪霊を数体相手にしたって」
「そうなんだよ。はいお土産っ」
「はは。まーたヘンなの造ってきた」
「ありがと。駒が増えるよ」
は隻椎から呪符で拘束された呪霊を取り出すと、醜怪な呪霊に硝子は笑う。傑の手を翳して呪霊操術で降伏させた。
「。俺へのお土産は?」
「ないわよ。それより悟、そこ私の席。先生の前が良いなら遠慮なく代わるけど?」
「冗談だろ。唾飛んでくる」
「なら退けて」
この教室には教卓のほか四つの席しかない二学年の教室。廊下側から悟、、傑、硝子が並んで座っており、任務が混み入っているため教室で穏やかに過ごす時間は殆どないに等しいのだ。
「そういやニュース見たよ。建物ドッカーンって、バカ?」
「何で俺見て言うんだよ」
「だって悟でしょ?」
「こいつ等もいた」
「やったのは悟だ」
「右に同じく」
同級生二人に見限られた悟はプクッといじけるも直ぐに開き直る。
「そもそもさぁ、帳ってそこまで必要?別にパンピーに見られたってよくねぇ?呪霊も呪術も見えねぇんだし」
「駄目に決まってるだろ。呪霊の発生を抑制するのは何より人々の心の平穏だ。そのためにも目に見えない脅威は極力秘匿にしなければならないのさ。それだけじゃない」
「分かった分かった。弱い奴等に気をつかうのは疲れるよホント」