【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第42章 呪術廻戦✿五条悟+夏油傑~3LDKふたりの居候~
ズッ… ズッ… ヌ゛ッ… ズヂュッ
「っはぁ、ぁ……、っは、んぅ…は」
吐き出すお互いの乱れが混ざり合い、そこにある悟の瞳を見詰め返す。
「はぁっ……も、イク」
「ぁあ……っ、悟」
「……ッ」
ラストスパートをかけて悟が乗り上げてきた。先程よりも大きなスプリング音が鳴って、悟にされるがままに背中に腕を回した。
ズプッ! ぱんッ! ズプッ! ヌ゛プッ! ぱんッ!
「一緒に、イこ?」
悟の余裕のない声が響いた。絶頂する感覚は良く分からなかったけど悟と一緒にイキたい。応えたい。あの時、指で触られたのが絶頂というのならまた見られるはず。
「はッ、……ぅぐ──」
ビュルルルるッ
「ァ……!ぅ゛うぅぅう…──ッッ!!」
奥でジワリと漏れ出した違和感。全身の力が奪われそうなほど痙攣して体中を駆け巡ると、ドッとした脱力感に見舞われる。不思議な感覚だった。体は温かいのに無性に恋しくて……
強く抱き締められたい。
「……」
「……悟」
心の中まで共鳴したように悟の広い腕に包まれ、唇や頬に慈しむ口付けを落とされる。静かな時間だった。
気だるげな目をしながらも何度もキスをしてきて、悟はふと笑ったような声を漏らした。
「俺……、お前と一緒にいれてすげぇ幸せだ。」
「うん……。私も、好きだよ」
この言葉に嘘はない。悟は少しだけ目を見開いたけど言葉の意味を知っていて、それを愚痴るようにいつもの開き直った声を上げた。
「あーあ、時間止まんねぇかなぁ。マジで」
「そのうち出来るんじゃないの。アンタの無限で」
「まあ俺最強だし。のナカ、気持ち良かった」
「それは良かった。もうお終い」
「えー。夜はこれからだ」
「任務入ってんのよ。面倒臭そうな奴」
「んなのの相手じゃねーじゃん」
「あのね。あの術式使わないと色々回りくどいの。なるべく死なないように戦ってる私の身も考えて」
「出たよ、その台詞」
甘い空気はひと時で過ぎ去り、悟の腕から離れるように立ち上がる。
「お風呂入る。退け」
「じゃあ俺もー」
「入ってくんな!……っぅ」
「………介抱しようか?」
下心ありの言葉には視線だけ寄こし、言わなくても察したように悟は両手を上げたのだった。