第42章 呪術廻戦✿五条悟+夏油傑～3LDKふたりの居候～

悟の術中にハマってしまい抜け出せなくなった。こんなに早く触らせていいものなのか。困惑に身を任せ、軽薄な女だと思われないかと自分の意固地な尊厳を守りたくて、疎遠だった不安がドカッと溢れ出す。

「気持ちいいなんて絶対に……」

「俺は今、最高にいい気分だけどね。あったかくて柔らかくて、エロエロでスベスベだ。と早く同じ気持ちになりてぇよ」

「……っう」

耳の裏で囁かれる欲する声。密着する体温が熱くて、こんなに密着したことなんてなくて、谷間に汗なんか掻いちゃって、心臓がバクバクして、匂いが濃くなって、色々気付かれないかとソワソワし出す。

「。乳首硬くなってる」

「えっ？！……だッ、め……っぅ！」

笑いが混じった悟の声。なぶっていた指で挟み込まれ、グニグニと形を変えて捏ね繰り回される。

「んぅ、く……っ」

「へぇ…、乳首って興奮するとこんなにガチガチになるんだ。ち○こみたい。の乳首、エロいね」

「やぁッ、引っ張らないでよ……っ！」

「初めてだから痛い？それともくすぐったい方が強い？」

「くす、ぐったい、からぁ……っ」

「なら時間をかけて開発だ」

「へっ？！」

「この俺が、がもっと悦ぶようにビーチクでイケる体に開発してやるよ」

「いらんことせんでええっ！！」

「お前焦ると関西弁になるよな。何で？」

「──」

は焦った。そもそも体の開発って何だ。戦うために痛みや苦しみに耐性をつけるなら未だしも、乳首を開発してイケる体にするってトンデモナイ気がする。何としても阻止しなければ明日も未来もないとは悟った。

「まあ良いや。、横になって？」

「やだ！無理！！離して……！！」

「痛いことはしない。気持ち良いことをするだけだ」

「これ以上は怖いの！！本当無理だから、私には感じない領域だから他の人にやってよ……！！」

焦りに焦って本音じゃないことを口走ってしまった。ピタリと動きが止まると、悟の声がやけに遠く感じる。

「お前……それマジで言ってる？」