【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第42章 呪術廻戦✿五条悟+夏油傑~3LDKふたりの居候~
「あれ? もしかしてキレてる?」
「その難癖手首から呪ってやる」
「待て待て。そんなことしたらも痛い思いする」
「手伝いすると思いきや人のブラで遊びやがって。次はその目ん玉も一緒に潰す」
悟の言葉がまるで届いていないは完全にお怒りモード。それでもヘラヘラと面白がっている悟は態度を改めようとはせず、騒ぎに気付いてやってきた傑はスッと不快なものから手で遮った。
「待つんだ。頭を冷やして。……悟はさっさと脱げ」
「いやーん。傑のエッチー」
「そういう悪ふざけはのいない所でやれ」
穏やかに場を鎮めようとしているが、仲裁に入った傑の声にも多少のドス黒さが滲み出ている。あたりが静まり返ると悟は不貞腐れたように唇を尖らせた。
「ちぇー。傑までマジになるなってぇの」
「悪趣味だ。似合ってないからさっさと脱げ」
「二回言われなくてももう脱いでる」
頭に血が上った原因を隠され、次第に憤りが静まってきた。傑の体温と匂いを身近に感じてもう平気だと振り向くと、和やかな顔で傑も笑ってみせた。
「気分はどう?の気持ちは分からなくはないが暴走させちゃいけない」
「ごめん……」
「分かればいい。衣類は本人にやらせた方がいい。悟、の下着に二度と触れるなよ」
「なんか別の意味に聞こえるんだけど気のせい?」
「そう?どう受け取ってくれても構わないけどね」
「そういやお昼はピッツァとったの?俺の好きなヤツ頼んでくれた?」
「抜かりなく。悟、こっちの荷解き手伝ってよ」
「えー。そっちのつまんなーい」
そう言って、張り詰めた空気が晴れるように傑と悟は部屋から出て行った。しかし、はふと冷静になった頭で疑問符を浮かべた。
そんなに荷物あったっけ……と。