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【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。

第42章 呪術廻戦✿五条悟+夏油傑~3LDKふたりの居候~


は何度かこの家に客人として招かれたことはあっても、不慣れとばかりに戸棚の中を何度も確認する。傑はのそんなお茶目な行動を横目に段ボールから調理器具を取り出した。

「。食器やフライパン、包丁はどちらのモノを使うんだい?」

「あーそれどうしよ。使い慣れたモノも良いけどこっちの包丁も切れ味良さそうだし」

「よく手入れされてるみたいだ。は普段料理はするの?」

実家は居心地が悪く、高専に進学してから寮に身を置いていた(逃げてきた)。天元様の結界内にある高専には元々ある御三家や某一族で生まれた悟やの他にも様々。傑はそのうちの一人で高い呪力を持ちながらも非術師の家系で生まれ育ち、スカウトされ、高専進学と同時に生活拠点を移した。なので一人暮らしに必要な設備がしっかり施されているのだ。

「まあ、その……お惣菜にお世話になることが多いかな。この家に来たからには自炊を改めようかと。見てよこのシステムキッチン!!女子の憧れだよ!!そういう傑はどうなの?」

「私かい?私は自活を心掛けているよ。そろそろお昼だけどどうする?」

「ピッツァでも頼もうかな。チラシ入ってて、どこ置いたっけ……」

「そこ。冷蔵庫に」

「あっ、ナイス!傑はどれ食べたい?」

「そうだな。悟もいるし……」

食欲のそそる色合いの数種類のピッツァ。Lサイズ2枚とそのほかサイドメニューを選び、宅配ピザを注文した。

「悟。お昼ピッツァとったから──」

2階に顔を出した直後、の表情が固まった。

「あ、いいところに。これ留めてくんね?お前普段から付けてるんだから簡単に……」

が目にしたのは半裸で真っ白なブラジャーを付けようとしている悟の姿。黒いサングラスがずり下がった所から神秘的な瞳である六眼を覗かせ、口の端はニヤついている。対するは退紅色の瞳を光らせ、応戦態勢とも言われる呪印を全身に浮かばせた。
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