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【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。

第38章 呪術廻戦✿七海健人「夜の蝶」


寝バックだからお互いの顔はしっかり見れない。
はじめてのにしたらこれくらいが丁度いいだろう。
七海は声を掛けながら三分の一の領域まで進めた。

「ぁ……」

七海は体重を乗せすぎないよう手足に均等に力を乗せ、の上に覆い被さった。

背中とピタリと触れ合う密着感。
右手で横髪を梳かしていき、耳の後ろに髪を引っ掛けていく。
左手は脇の下に腕を通しての反応を伺う。

しっかりと腕を回したわけじゃないのに、を抱き締めている心地になった。

「いまで三分の一です。痛いですか?」

「ううん…。七海くんが上手だから」

「良かった…」

の声が聞けて、七海の安心感がようやく訪れた。
安堵した溜息が深く漏れてしまう。

密着する肌の優しいぬくもり。
深く触れたかったへの独占欲。
許されないと知りながら七海はギュッと幸せを噛みしめた。

ちゅっ…

愛おしさが込み上がって横にあった肌に唇を寄せる。
耳の後ろや首筋、うなじに優しいキス。

「はぁ……」

性的興奮を焚きつけながら零れる熱い息。
肌を吸い立てるように口付け、の声も感度が増す。
毛づくろいするように舐めあげて情熱的に責めあげた。

「さん……」

「ぁ……っ、ん…っぅ」

耳の後ろから名前を囁いた。
お尻の力を使って押し出すようなインサート。
結合した部分を浅く擦るようにゆっくりと繰り返す。

「はぁ……っ、ん、……ぁ」

甘ったるいの吐息。
七海は死ぬほどよ過ぎて眉間の皺が深くなる。

「……っはぁ、さん……ッ、さんッ」

愛していますと叫びたい。
誰よりも貴女を手に入れたい。
貴女の口から私の名前を呼んでほしい。

「……っぐ」

射精感がどんどんと高まり、弾けそうなものが下腹部に溜まってくる。

の声をしっかり耳に残したいのに余裕がない。
もっとと長く繋がっていたい。
この高揚を手放したくない。
けれど解放したい。

「───ッ」

引き金にかけた躊躇う指をひかれ、一気に弾け跳んだ。
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