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【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。

第38章 呪術廻戦✿七海健人「夜の蝶」


自分のことを少々語り過ぎたと反省しつつ、の反応を待った。

「七海くんには、私の気持ちは重いんだね」

遠回しに振られたと自覚できたようだ。
いつも笑っていてほしいと思うのに。
浮かない顔をさせてしまった。
やはり自分が近くに居るべきではないと思ってしまう。

「……それでもね、」

は言葉を続けた。
日本人にしては色素の薄い茶色の瞳。

「私は最後まで七海くんに抱かれたいの」

そこまで自分に…、いや、なにか切羽詰まった事情があるのだろうか。
人生の半分も謳歌していない年齢なのに。
しかし、聞いてしまっては後戻りができなくなる。

「いいんですか?痛いですよ。ものすごく」

「経験豊富な七海くんなら多少は何とかしてくれると信じているので」

「んー……参りましたね」

嬉しい反面、買いかぶり過ぎても困る。
こんな遊牝を信用されても。
だがやっぱり嬉しい。

嗚呼、矛盾して嫌になる。

「分かりました。さん、うつ伏せになってもらえませんか?挿入をできるだけ浅く、負担を少なくしたい」

「お願いします」

七海の事務的な言葉がにもうつってしまった。
これから本番をするというのに。
ショーツを脱がせながら、男と女の会話だろうかと少々疑う。

はうつ伏せになって頬に枕をつけた。
狙ってやっているのか。
枕をぎゅっとした姿が憎らしい。
片側に髪を寄せれば滅多に拝めないのうなじ。
思わずキスマークを付けたくなるほどに。
痕を残さないようリップ音だけ鳴らした。

後ろ姿も見惚れてしまう肩甲骨。
縦筋がくっきりと見えている艶めかしい背筋。
腰まわりのくびれ。
背後から激しく打ち付けてパンパン言わせたい淫尻。

「ほんのり冷たいですが我慢してください。極力痛くならないよう努力しますが、貴女は決して気張らないように」

「は…はい…」

七海もボクサーパンツをおろしてルーデサックを取り付けた。
Lサイズでは少々窮屈だがやるしかない。
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