【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第37章 呪術廻戦✿夏油傑「呪われた谷間」
この胸の高鳴りを信じたい。
まだ谷間しか触られていない相手なのに、傑になら色んなところを沢山、求められたいと直感が働いた。
傑は僧衣から手を離し、改めて向き直って座った。
「の魅力的なのはおっぱいだけじゃない。私はその長い髪も、ぷっくりした艶のある唇にも、未知なる深いところにも、じかに触れたいと思っている。触ってもいいかい…?」
「ぉねがい します……」
傑は鍛えられた胸元をチラつかせ、の長い髪をなめらかに梳いた。
もう数か月もの間、すべての交流を絶った。
鏡も粉々に割ってしまった。
それなのにこんなにも優しく触れてくれる。
自分の姿は手元でみる範囲でしか分からないのに。
「綺麗な艶髪だ。満たされると更に美しくなるな…」
「そぅ…なんですか…?」
「あぁ。は綺麗だよ、誰よりも。だから人間が言い寄ってくるし呪いも集まる。の肌は吸い付くように滑らかで、まるでベルベットのようだ」
壊れもののように優しく肌に口付けを落とす傑。
ちゅっ…ちゅ…と大切に唇を当てられるのがこそばゆかった。
顔に火が灯ったように熱い。
は恥ずかしそうに腰をよじった。
傑はの反応をみて、そっと頬に指を添えた。
「欲しがる声も聞きたいけど…まず、その唇にキスをしたい」
「傑… さん……」
傑があらゆるところを求めてきているのが分かった。
顔が近くなるほど瞼を自然に伏せる。
唇と唇が重なり合い、胸の奥から満たされた気持ちになっていく。
「ん……ぁ、……はぁ」
傑は焦らすように唇を甘噛みし、啄んできた。
もっとして欲しい。
口を薄く開けると舌先で唇をくすぐられた。
「んぅ……は…っぁ、傑さん もっとぉ…」
「……」
も求めるように舌を出した。
湿った舌が絡み付くように熱と熱を掻き回す。
口の奥まで貪ってくる激しいキス。
頭が蕩けそうになった。
「ふぁ あぁ……っ」
唇に吸い付かれ、はピクッ…ピクッと小さな反応を見せた。
離れる寸前、ちゅるる…と舌ごと吸われ、は満足そうに吐息を漏らした。