【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第37章 呪術廻戦✿夏油傑「呪われた谷間」
傑にこれまでの体験談を話し、ふと疑問に思ったことを口にした。
「それでもすぐに消えなかった人たちが中にはいるんです」
「例えば 誰…?」
呪霊や襲ってきた男子生徒はすぐ消えたのに、最初の父や冗談半分で触ってきた友達や女子生徒はすぐに消えなかった。
恋心を寄せた先輩に告白され恋仲になって、その人に初めておっぱいを触られた時はすごく気持ちが良くて……本気で嫌がるまで消えることはなかった。
「あくまで仮説だけど、君の力は期間限定的なものかもしれない。今はその書き入れ時だから呪いが視えてしまう。そうではない時は平穏だった、っていう様に思えた」
「やっぱり…、私のおっぱいは呪われてるんでしょうか!?」
「それが最も近いね。結論としては、誰かにおっぱいを揉んでもらって、誰かを消すか…誰かを真剣に愛して満足しない限り、君は一生おっぱいに呪われ続ける」
「そんなぁ……」
バスタオルを羽織って、下着姿のまましゃがみ込んだは涙を滲ませた。
誰かにおっぱいを揉ませないと呪いが視えてしまう。
奴らは人間とは違い、壁をすり抜けて昼夜問わず襲ってくるのだ。
「君のおっぱいが魅力的なのは分かった。見せてもらっていいかい?正体を確かめたい」
「でも…っ…!触る気がなくても、触りたくなっちゃうって誰かが──」
「私は……いい男に見えるかい?」
「へっ?」
視線の高さを合わせるように腰を下ろした傑は、涙をこらえたの瞳をまじまじと見つめてきた。
その表情は真剣そのもの。
大人の男性に口説かれているような気分がした。
「一応、年齢は28歳だ。だからちょうど一回り違うね。年が離れすぎていると私はオッサンに──」
「見えないですっ!傑さん、僧侶なのにちょっとワルっぽくって、切れ長の一重格好良いですし、甘い声で優しくて……全然格好良いですっ!!」
「照れるな…。いまキスしたら押し倒しそうだ」
諭されたは覚悟を決め、バスタオルで隠していたおっぱいを見せることにした。
発育し続けるおっぱいはブラジャーからはみ出ている。
キツイけど無いよりはマシだった。
買い物に出たら誰かを消してしまう気がして、ずっと家にあるものだけで何とかやりくりする生活が続いていた。
傑は縦一筋にくっきりと入った谷間に指を入れた。