【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第7章 名探偵コナン✿怪盗キッド「化粧室」
は熱を解放することができたものの、キッドは下帯はいつの間にか引っ込んでおり「さんが満足したなら」と二カッと笑う。
「それよりごめんよ。ストッキング破いちまって……」
「あぁ……そっか…」
(どうしよう。替えなんて持ってきてない……)
「ねえ、さん。この何の変哲もない白ハンカチ……種も仕掛けもないでしょ?」
「う…うん……」
「いくよ?し~っかり見ててね。スリー、ツー…ワン!」
スッと手を上下に振るうと、いつの間にか新しいストッキングと真っ白なレースのついた可愛らしい下着に変わっている。早業のマジックを間近にみて思わず歓喜の声を鳴らしてしまう。
「おぉ…」
「サイズはぴったりだと思うから。下着も濡れたままじゃ困るでしょ?」
「ぅん。……じゃ、じゃあ有難く…」
キッドはトイレの個室から出て行き、服を全部脱いで下着を取り換える。
(可愛いレースの下着だな…。これが彼の嗜好……?)
色々思うこともありながら着替え終えて個室から出ると、怪盗キッドはまだその場所にいた。
「こんなところでのんびりしてて大丈夫なの?」
「そろそろ戻んないとやばいかもね。下着…俺が預かるよ。現場に持って行っちゃマズいでしょ?」
「あぁ、うん。ありが……」
キッドに使用済みの下着を渡してしまったところで、何だか嫌な予感がする。
「ちょっと待って。やっぱり返して!!」
「だーめ。今日の俺のご褒美だ」
「ちょ、…こら!!返しなさいってば」
のらりくらりひらりとかわされ、キッドは下着を懐に仕舞ってしまう。
「後ほど返しに伺います。では……予告場にて」
女子トイレから出て行ったキッドを追いに廊下へ出ると、もうそこには姿はなかった。まんまとやられてしまったと頭を抱える。
仕方ないと頭を切り替え、予告現場へと戻るなのであった。