【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第34章 ハイキュー✿松川一静「ワンナイトラブ」
ついつい谷間に視線を落としがちになってたら、の胸に俺の顔を押し当ててきた。
「!!?」
「ふふ…いいのよ。遠慮しないで…?」
「……、」
ふわりと香った上品な匂い。
肌と鼻が密着して分かったことがあった。
から漏れでているフェロモンってやつか。
(…これが、女体…)
ゴツゴツした筋肉質でもない。
ほんのり冷たくて柔らかくて滑らかな肌触り。
遠慮しないでと言われたので恐る恐る両腕を動かす。
向かう先はの太腿からお尻…、すりすりと手のひらに感触を乗せていった。
「すべすべしてて…、肌…きれいっスね」
「んふ…。じゃあ、下着の横から手を突っ込んじゃって?」
「っ……手を、……」
そんなところまで触って良いのか。
興味があるから触りたい。
そんでもって見たい。
右腕を前に持ってきて、パンティーの横から手を忍ばせる。
「あっ……ん。やだぁ、もぉ音…しちゃってる」
「こっちはぬるぬるしてて…、あっつくて…」
指を動かすと、くちゅ…くちゅ…と水音が響く。
ぬめった肉と粘膜。
濡れていてなお温かい。
少し硬い部分と柔らかい部分。
引っ張られそうなひだみたいなのもある。
窪んでいる外と内側の未知なる感触を楽しみつつ、遠慮なく指を動かしているとは熱い吐息を漏らしていた。
「っは、はぁ……感じちゃう。上手ね…、女の人に触るのはじめてなんでしょ…?あぁ…ん」
「童貞なんスからこんなに接近したこともないっスよ」
「そうなの。勿体ないわね…」
「こんな成りなんでモテたことなんて一度も。いい匂い、しますね。香水とかつけてんスか…?」
「んふっ……。ねえ、…下着…脱がせてもらっていい?」
「………はい」
甘い吐息をこぼして質問はスルー。
俺の無遠慮な指づかいに我慢できなくなったのか、それとも自分のことを聞かれたくないだけか。
こんなことしてる間柄で、それが平常運転なんだろうけど寂しく思えてしまった。