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【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。

第34章 ハイキュー✿松川一静「ワンナイトラブ」


モノクロを基調としたシンプルな部屋。

大の字に余裕で眠れるキングサイズのベッド。
頭側に電話機。
それだけなら普通だが足側には大きな鏡張りがあって、ベッド上での行為が丸写しされちまう変態チックな設計。

(さすが噂のラブホテル。あいつ、鏡のことは言ってなかったなー…)

花巻から色々話しは聞いたが、鏡張りとは一言も言ってなかった。バスルームがすげえとはハシャイでたけど。

女の人は迷いなく部屋の奥まで入っていき、丸く窪んだ天井の照明を淡くした。
迷いない足取りに誘い慣れてんだろうなとは思ったけど、照明を橙色にしただけなのに、煽られた気分になる。

「ねえ。最近いつエッチしたの?」

「…いや…、最近っつーか」

「はじめて?」

「…あそこで言える内容じゃなかったから」

「そっか。分かった。どんなセックス好き?」

「えっ…?」

「ない?AVとか見てあんなのしたいなーみたいな」

二人きりになると生々しい質問。
それに加え物言いがハッキリしている女。
だからといって幻滅したり失望する要素にはなり得ない。

セックスするという目的がハッキリしていて、ある意味割り切っているから喫茶店からグイグイ来れたのだろう。


……好きなセックス、ねぇ…


女の人の身体をみて妄想を膨らます。
経験値がありそうなエロい唇とカラダの曲線。

気が強そうで…一体どんな風に乱れるのか見てみたい。

「とりあえず…、上乗ってやってもらいたいです。そういうのアリっすか?」

「全然アリだよ。さっそく始めちゃおっか」

「え…。シャワー浴びた方が…」

「そういうの気にする人?私は全然イケるんだけど。……貴方、素敵な匂いがするし。浴びないとイヤ?」

「…いや…。ヘーキっす…」

本能的に求める匂いが目の前に立った。

自分の匂いを褒められてズクンッと下半身が疼く。
俺もこの女の人の匂いが好きだったから。

だから、見つめ合って傍にきて…同じこと感じ取ってたんだって思ったら嬉しくなったんだ。
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