【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第1章 名探偵コナン✿降谷零「カフェイン」
上に乗っている降谷は怖いくらい穏やかな表情だ。しかし口元は微笑んでいても目が笑っていない。捜査資料を通していた目とは明らかに別の鋭い目つきをしている。
「わ…分かんないよ。……今まで、普通に……」
二人きりなんてのは今日だけじゃない。部屋の中、車の中、倉庫の中、クローゼットの中、数え切れないくらいあった。
「そうですね…今までは普通にしてきました。……けど、今日の僕は違う」
降谷はワイシャツを全て脱ぎ終えるとの手をとり、自分の方に手繰り寄せる。
「抱かせてください。もう我慢できない」
「っん…」
覆い被さった降谷は無防備に開いているのきめ細かい肌に顔を寄せ、首筋にそっと…また一つと優しく口づける。
「…っ……ぁ…」
次第にそれは痕を残すように吸い付き、白い肌に無数の赤い痕跡を刻んでいく。
「……ずっと、貴方に触れたかった…」
「…ん……っ」
物欲しそうに潤んだ唇にもその厚みを持った唇を重ね合わせる。
「…ふ……っん…」
(…流されちゃ…ダメなのに……っ)
悪戯に水音を鳴らし、理性さえを奪うようにの身体を侵食していく。
「…、……降谷…君…」
「…好きです、さん」
「……ぁ…ふっ」
腕を背中に回すように誘われ、その広く大きな背中に手を添える。ねっとりと銀糸を絡ませて息も次第にあがり、着ていた大きなワイシャツがはらりと取り払われた。
「綺麗です、さん……」
「あ……あんまり…見ないで…」
「汚れたら大変なので、こっちも脱いじゃいましょうか」
控えめな婦人用のブラジャーも、よれよれのスラックスも要領よく脱がされ、隠すものはたった一枚になってしまった。