【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第33章 ハイキュー✿花巻貴大「世界に幸あれ!」
一緒にお風呂に入ることになったけど、お互い真っ裸になるのは初めてで…戸惑る。
「あ…えっとぉ、嫌なことがあったら遠慮なく言ってな」
「嫌じゃなくてもイヤって言っちゃうかも」
「え!!?」
「あ…えっとぉ、イヤとか…ダメとか…言っちゃうかもしれないけど、なんて言うのか…。続けても大丈夫な時もある、的な」
「ムズイな…それ。服脱がせるのはYes/No?」
「…No…かな。はじゅかしい…」
「はじゅかしいのNoか、オッケー。ここ明るいから俺さきに入っちゃった方が気持ち楽か…?」
「うん」
「俺も見られんの、はじゅかしいからあんま見んなよぉ~」
「えへっ、うん。目ぇ見えなくする」
そう言っては手で顔を覆って隠した。
指の隙間があるのは気のせいだろうか。
「指のあいだから見えてなぁい?」
「見えてないよぉ」
「いないなーい」
「ばあー」
「や~ん。見ないでぇ~」
「へへ。もう早く脱いでぇ~」
勿体ぶるのも程ほどにして上の服をがばっと脱ぐとはマジマジと俺の肉体に視界におさめており、ベルトを緩めてに顔を近付けてにやっと笑ってみせた。
「バッチリつぶらなおめめが開いちゃってますが、どこ見てるのかなぁ~」
「見てないもんっ」
「あ~。隠したぁ」
「まだ見てないもんっ」
「ありゃあ、俺の気のせいだったかぁ」
顔を覆っている手の甲に軽くキスをして、ベルトを外してズボンも靴下も脱いでしまう。
タオルを腰に巻いてからの耳元で。
「逃げんなよ?」
「っ…」
ちょっとSっぽい言動だったかも知れないけど、我慢できないって気持ちをちょっと分かってほしかった。
先にバスルームの扉をくぐって…、レインシャワーの扱いをマスターしようと蛇口を捻りまくった。
「ぁ゛っツぅっ…」
情けないことを考えちまっても、見せたくないのが男ってやつだからな。うん。