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【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。

第33章 ハイキュー✿花巻貴大「世界に幸あれ!」


その後も膝抱っこしたり、一緒にベッドで昼寝したりして相変わらずイチャイチャしているけど、キス以上の性行為はなし。インハイも終わって、春高予選も負けちまって、残すイベントは卒業式だけになっちまった。

1月27日は俺の18歳のお誕生日。

今日はがエスコートしてくれるらしく、何時に家に出るか迷う。

「時間ギリギリに行くのも待たせたら寒いだろうし、近くにカフェできたっていうし時間つぶそっかな…。よし、そうしよう!」

家にいるのも落ち着かなくて外に出る。

「ひええ…凍え死ねる。マフラー、手袋必須だわ」

凍てつく空気。
雪は降ってなくて、薄っすらと雲にかかった太陽の日差し。

車道はアスファルトが見えるけど、歩道は降り積もった雪が溶けてなくて白い。足を滑らせないように慎重に歩く。

「のこと早くぎゅ~って抱きたい。このペースじゃ50分前には着きそうだなぁ…はは」

に会いたい。
くそ寒くて速足になる。

最近できた真新しいカフェの看板を見つけ、テイクアウトもやっているらしい。外側から店内をみると…。

「!!…ありゃま。俺ら考えること同じだったみたい」

ガラス越しにがこちらを見て、目を丸くしており固まっていた。

…飛び切りかわゆい顔しちゃって、はっ倒しちゃうぞ!

店内の扉を開くとチリン…とベルの音が鳴って、固まっていたも動き出した。

「おはよう、こんにちはかな?たんビックリしたぁ?」

「びっくりして心臓一回止まっちゃったよぉ。もしかして、先にあっちで待たせちゃったかな……」

「ううん、俺もここで一服しよっかな~って思ったんだ。リアルでも以心伝心しててメッチャ運命感じちゃうっ」

「運命の電波だね…!あっ、マキたん寒かったよね!さっき買ったばかりのカプチーノなんだけどあったかくて美味しいよっ」

「ん。たん優しい~。ありがとぉ」

喫茶店で温まるまでのんびりと過ごし、明るい笑顔を零すに手を引かれてデートコースを回った。
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