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【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。

第33章 ハイキュー✿花巻貴大「世界に幸あれ!」


休日。と映画デートを楽しんだ後、俺の家で身体を引っ付き合わせてイチャイチャした幸せな時間を過ごす。

腕の中で背中を預けてくるは愛おしくて可愛らしい。

この温かい体温も…
柔らかくていい匂いがする髪も…
俺の呼ぶ可愛らしい声も、身体が繋がらなくたって十分すぎるくらい幸せだ。

「ちゅ~っ」

「えへへ。マキたん、髪だけじゃなくってもっと他のところにしてもいいんだよ?」

「じゃ~あ、…前髪にしてもいーい?」

「いいよぉ~」

「今日の前髪、内側に巻いててかわいいね。くるんってしてて、たんのかわいい眉たんが見える」

つやつやな綺麗な前髪と眉毛、額にも口付ける。

もっと服で隠れている性的な部分にもキスをしたいけど、そう思うたびに、がビクッとして怯えたのが脳裏に焼き付いててトラウマみたいなのが蘇る。

「…マキたん。お口にも欲しくなっちゃった…」

「ん。俺も、そう思ってたトコロ」


…ちゅっ


軽く唇をとがらせて、鳥のような口づけ。

唇に圧をかけあうような長いキスはなくて、舌なんて入れる行為もない。

俺はもっとベタベタしたいけど、何となくだけどはそこまで求めている感じはなくって、俺は毎回試されているような土俵に立たされる。

「えへ。マキたんの唇にちゅーされちゃったぁ」

そう言って、ぎゅっと俺の胸板に甘えてくる。

男の部分はスゲーくらい盛ってて押し倒したい衝動に駆られるけど、拒否られんのが怖い、嫌われたくないから、ぎゅ~っとし返して受け身に応える。

「たんの柔らかい唇、もらっちゃったぁ。幸せすぎてめっちゃドキドキしてるぅ」

「マキたんと同じだ~。私も幸せすぎて、ドキドキあったかぁい気持ちだよ」

「うん、あったかぁいな。…俺の体温、あっつすぎない?…たん、ヘーキ?」

「気持ちぃよ…マキたんの温度…」

「っ……そっかぁ、俺も同じ。気持ちぃよ」

甘い声を囁かれて、行き過ぎな妄想を必死にこらえる。

萎えさせる方法は、幽霊よりオカンの顔を思い浮かべること!!

なんつーか、我に返れる。俺はに気付かれないようにオカンの顔を思い浮かべて、好き好きと口にして、これ以上、肉欲ボルテージを上げないように自己制御していたのであった。
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