【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第30章 ハイキュー✿宮侑✖宮治「狐に化かされた」
ぶらりと下がる肉の槍に触れ、筒を作ってゆっくりと動かしていく…。
侑「……さん」
「っ、……な…なん、ですか…」
侑「返事したんならこっち見いや」
「………」
涙が出そうになってぐっと堪える。
侑の声はこれ以上に無く低くて、涙腺を引き締めて地面に伏せていた目を上へと上げていく。
侑「…そない怯えた顔すんなや。そそるやろ」
「っ…」
侑「ゆうた傍から逸らすなや。目ぇ離したらこっちから手ぇ出すで?」
「だ、だめ…っ…」
侑「せやろ?男慣れしてへんよな、さん。……んで、そんなん握り方で俺が気持ちええと思うか…?」
「………」
侑「応えろ」
目を離したら手を出される。
その命令に応じるだけで精一杯なのに侑は重ねて命令してきて、もしこれに応えなかったら…もっと怖い目に合うかもしれないと被害妄想が膨らんでいく。
「よ、…良くないと…思います……」
侑「だったら次にすることはなんや?」
「……それは、…その……」
どうやったら男の人が気持ち良いと思ってくれるかなんて、聞いてみないと分からない。
……聞く?
聞かなきゃ分からない…から…。
「……あ、侑…くん……」
侑「なんや?」
「どう…触ったら、気持ち…いいか……教えてください…」
男性器を握った経験なんてない。
高校時代に付き合っていた彼氏はスポーツマンで気遣いができて…、笑顔が素敵なとても優しい人だった。
下校デートしたり、長電話したり、手を繋いだり、彼氏の部屋でキスしたり、それ以上のことは…雰囲気は無くもなかったけど、ぎゅっと抱き締められることくらいだった。卒業後は遠距離で付き合っていく自信がなかったから別れてしまったけど。
治「……さん。セックスの経験ないん?」
横でじっと黙っていた治が口を開いて、その問いに頷いて見せる。
治「ツム。あんま高圧的な態度とってるとさん泣いてまうで。仲ようせんと」
侑「これでも十分手加減しとるわ。……ハア…、分かった。教えたるから言う通りにしいや」
「…は、…い……」