• テキストサイズ

【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。

第30章 ハイキュー✿宮侑✖宮治「狐に化かされた」


そんな2人はを挟むような形で会話をしており、両手に花…の大変喜ばしい状態だが、むしろにとっては自分が邪魔な位置にいるんじゃないかと消えたい精神に若干駆られていた。

治「これからどうするん…?行き先も宿泊先も分からへんのやろ?」

侑「行くなら交番か………あっ!稲荷神社で神頼みはどうや。ええ方法だと思わん?きっとお稲荷さんが導いてくれるやろ」

治「せやな。こっからそんなに移動せえへんし、それ食ったら移動しよか」

「あ……はい。お願いします……」

侑「俺らん方が年下やしタメでもええよ?敬語でもどっちでもかまへんけどな」

それから少し歩くと赤い鳥居が見えてきて、くぐる前に一礼してから参道を歩き進める。

日差しもだいぶ落ち着いてきて…神社に到着すると侑からもらったお賽銭をそっと入れ、友達に会えることだけをお祈りする。


(みんなに、どうか会えますように……!!!)


友達と会えたら家に帰れる。
何事もなかったように大学へも通える。
実家を離れた親に心配をかけることもない。
様々な想いはあるけれどお願いはただひとつ。


(お願いします…っっ)


祈り終わって目を開け、隣りにいた侑と治にも頭を下げた。

「侑くん、治くん、二人ともありがとうっ。家に帰ったら必ずお礼するからっ」

侑「ならもう少し俺らに付きおうて?あっちの裏行ってみたいねん」

治「さん。行こ?」

優しく微笑む二人に手を差し伸べられ、おそるおそる手のひらを重ねていく。

すると少々強引にグイっと引っ張られ…、ひと気のない裏手の方にやって来てしまった。
/ 1227ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp