第29章 ハイキュー✿角名倫太郎「氷アイス」

酸素が欲しくなったところで激しいキスは落ち着いたものに変わり、唇や顔に触れてくる優しさを通して、倫太郎の愛情が流れ込んでくる。

「…かわいい…。次は、何されたい…？」

「……はげ…しいの…」

「…ん？俺の目みて、ちゃんとお願いして…？」

「～～～」

優しい倫太郎には逆らえない。

学校や外では程よい距離の付き合い。
でも二人きりになると髪に触れてきたり、甘やかしてくれるセクシーで優しい彼氏。

そんな倫太郎は氷ったアイスが溶けるみたいに甘くて…。

「激しいの……セックス、したい…です…っ」

「俺も同じ」

「あっ…」

下の服に手をかけられ、丁寧だけど少し強引に…下着ごとひん剥かれてドキッとしてしまう。

太腿の肉質を撫でるように手のひらがあがってきて、内腿から陰なるところへと指が誘われる。

「ぐちょぐちょになってる…。指と口、どっちでイかされたい…？」

「……りょ…両方……」

「えっちだな、…。じゃあ言うこと分かってるよな？」

「…、」

愛液が溢れているところを円を描くように撫でられる。
細長い指で掻き回されて、熱い舌で吸い付くように舐められて…考えるだけで濡れてしまう。

「……わ…たしの、はしたない……お…ぉまんこ……犯して、ください……っ」

恥ずかしい塊だけど言っちゃった。
倫太郎はの身体を持ち上げてベッドの上に移動し、閉じていた股を開かせて顔を埋めてくる。

「あぁ…っ」

いきなりデリケートなところを舐めるのではなくて、やっぱり焦らしてくる倫太郎に腰が疼いて仕方がない。

「は…、ぁぁ……」

性急すぎる思考もどうかと思うけど、倫太郎に巧みに操られていると考えるだけで堪らなく興奮してしまった。