【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第28章 ハイキュー✿金田一勇太郎「リライト」
俺はマジマジとの顔を見つめてしまった。
だって、目を瞑ってたら見放題…だろ!!
キスしなきゃっていうのは分かってるけど、可愛い。
ぷっくりとした潤った唇。
どんな感触がするんだろうって妄想が膨らむ。
眉毛とか、睫毛とか、鼻の形とか…ってこんな綺麗な顔してたんだなって。
「………、」
いきなり付けたらビックリすると思って、そっと肩に手を乗せる。
声出したら震えそうだったし。
鼻先がぶつからないように角度を幾分かつけて、その唇めがけて顔を近付けると……気配に気づいてが浅くしていた呼吸をピタッと止めた。
…ああ、もしかしたらも初めてなんじゃないかって…なんとなくそう思った。
そう思ったらさらに愛しさが増して、俺がリードしなきゃって思った。
軽く触れあうだけのキス。
俺もよく分かってなかったから息を止めることしかできなくて。の呼吸を止めっぱなしも可愛そうだと思って、5秒くらい心の中で数えた。
唇を離して少しだけ顔を離したら、が下から薄っすらと瞼を持ち上げて…ゆっくり俺に視線を合わせてきた。
「………、好きだよ」
好きって伝えた俺もドキドキしてて、好きって伝えられたもドキドキした可愛い表情をみせる。
「…私も…勇太郎のこと、好きだよ」
「…嬉しい。とおんなじ気持ちになれて」
肩に乗せていた手を、おそるおそる髪の毛に撫でてみる。
たくさん触りたいところがあったけど、髪の撫でているときのはまた薄っすらと微笑んだ。
「………」
髪の撫でていた手。
キスしたくなって…俺の手は頬に添えるようにの目が持ちあがって、また瞳を閉じる。
今度は長めにキスをして、付けたり離したりして…お互いの身体に遠慮がちに腕を回し合った。