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【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。

第28章 ハイキュー✿金田一勇太郎「リライト」


絡んだ指がむちゃくちゃ熱い。

離したくっても嬉しいから振り払うことができない。
クラスメイトに見られて恥ずかしいのに、がいま何を考えてんのかって気になって仕方がない。

「なあなあ、おまえら付き合ってたの…?!」

「…ううん。付き合ってはないけど……。ずっと、気になってた存在ではあったよ」

「?!?!?!」

の言葉に思考が追い付かない。

気になってた存在ってなに!!
あ、いや、告白はしたけど。
え、もしかしてその甲斐あっての存在になったの??
遠くから見てたけど全然気づかなかった…。

いま俺、どうなろうとしてんのッッ?!

「おおっ、さんからの告白がされましたァ…。さア、金田一少年。貴殿の答えは……ッ」

同級生に囲まれているこの状況。
俺の爆発しそうな心拍数。
横にいるの体温を感じて…。

「……会費はもう払ったし、この件は…家の中に持ち込むことにする。みんなで成人式集まって話せてよかった。じゃあ、また会う機会があったら…!」

「ええッ、アイとラブの答えはァ…!?」

「おまえらその辺にしろって。俺らが茶々入れることじゃねーの。頭冷やせって」

全員が全員話題に食いついているわけじゃなくって、空気を読んで制御してくれるクラスメイトに助けられた。

とは二人っきりで話したかった。

ああいうノリの場で話すようなことはしたくなかった。
もしかしたら先輩たちや同級生の視線を感じてたから断ったのかなって思ったり…。

俺はもう一人で立てる。

誰の応援なしでもと向き合えることができる。
そんだけ大人の男になったって思いたくって、夜風が吹く通り道をゆっくりと歩いて行った。
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