【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第6章 名探偵コナン✿沖矢昴「好奇心」
沖矢はあれからもう一度、に絶頂を味合わせ、二人分の夕飯の支度を始める。じっくり煮込んだビーフシチューを温めて、はバスタオルで頭を拭きながら制服姿でダイニングキッチンへ戻ってきた。
「お風呂、ありがとうございました」
は工藤新一や毛利蘭と同級生で、蘭の友達としてやってきたとき初めて顔合わせをした。長くも短くもない艶のいい黒髪、若々しいもっちりとした白い肌、奥二重の黒目がちな童顔で愛らしい顔立ちが印象的だ。
と関係を持ったのはそれほど間もなく。
は父子家庭で父はほとんど家を開けており、読書が好きだということで一人で遊びに来ていた時だった。
「──…あれ。この段ボールなんですか?」
「あっそれは……」
書斎は入らないだろうと隅に寄せておいたが、偶然か必然か、は段ボール箱を開いてしまう。
「これは、………なんですか??」
「えっ、ご存じないのですか?」
は少し間を置いて考えたようだが、歪な棒を持って首を傾げる。思春期なら知っていてもおかしくはなさそうだが、は「触り心地がいい」と言って樹脂をぷにぷにと握っている。
(純情ぶってる…ってわけではなさそうだ…)
沖矢はそんな無邪気に大人の玩具を握っているに出来心を沸々と沸かせてしまう。
「……あの、遊んでみたいですか…ソレで」
「えっ?いいんですか…!?」
(少し揶揄うだけなら……)
「ええ、実はそれ全部捨てようと思ってたんです。書斎で遊ぶのは気が引けますし、リビングに行きましょうか」
部屋の掃除をしていたら偶然見つけてしまった工藤家の異物。沖矢はダンボール箱ごと持ち上げ、何も知らないと一緒にリビングへ向かった。