【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第27章 ハイキュー✿国見英「ねごと」
シーツを擦って、の身体を跨ぐと明らかにビクッとした。
それでも俺は構わず姿勢を屈めて、すっぽりと両脇にの小さな身体に覆い被さった。
「小さいね、。俺のこと…男だって少しは理解できた?」
「…え…?」
「まだそーやって惚けるんだ。性質ワル」
こんなに俺はは女だって意識してんのに。
はこんな状況下でも、俺の気持ちを無視しようとしている。
キスしようと思ったけど、なんかしたく無くなった。
首筋に顔を近付けると、は恥ずかしそうにして顔を背けた。
「分かってんじゃん」
小耳で拾えるくらいに小さく放つ。
の首筋に鼻を当てると、またビクってなった。
近付けた鼻にはの柔らかくて、いい匂いが頭いっぱいに広がる。
「おまえの匂い…、スゲー嫌いだ…」
冷めきった頭が沸騰して狂いだしそうだ。当てた鼻先から唇を這わせる。唇を付け合わせたときとは違う感触。
「……っん」
の呼吸は嗤えるくらい震えている。
すごく怯えてるんだって耳の横から伝わってくる。
…突然、なぜかへの思い出が脳裏に過ぎった。
幼い頃からずっと一緒に居たんだ。
バカみたいに笑ったり、を泣かせたりして、一緒にいるのが当たり前のように楽しくて、いつも並んで歩いていた。
「大っ嫌いだよ…。おまえなんか………っ」
自分を奮い立たせて、歯をの肌に食い込ませる。
かぷッ…
痕を残したい。
優しくなんてしたくない。
後戻りするのは辛くなるだけだから。
の柔らかくて、肌触りのよい肌にかぶり付いて、数回に分けて皮膚をきつく吸い上げる。
「っ…」
がビクビクっと小さく身を震わせた。
…だってそうだよな。
俺にこんなことされてんだもん。
でも、俺は堕ちるところまで堕ちたいんだ。なあ、。
「……はぁ……。俺の痕…付いちゃったね」
の白い肌に残った赤い痕。
俺が穢してやった痕。
一生残る傷。
ひとつじゃ収まらなくて、またの首筋にかぶり付いた。