【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第25章 僕のヒーローアカデミア✿エンデヴァー「有限手錠」
敏感な亀頭をじわりじわりと撫でてきて、噴火しそうなところで再び温かな手のひらに包まれる。弄ぶように男の扱いを分かっているようで、華奢な指先で裏筋をゆっくりとなぞるさまは極上だった。
「……っはぁ……」
「だんだん元気に、カチカチになってきたっスね…。まだ真上向いてないのに…おっきぃ」
「…」
このまま黙っているのも何だかもどかしい。気を逸らすことを考えるより、エンデヴァーは気になったことを口に出した。
「………初体験は、いつだ…?」
「…え?興味なかったんじゃないっスか…?」
「聞いてみただけだ…」
「私は、中2の時です。近所の浮かない大学生とおトモダチから付き合い始めてて、はんば無理やり抱かれたのが初体験っス」
「…それは、強姦ではないのか…?」
「まァ…合意の上っすよ。やっぱ雰囲気とか勢いとかって大事じゃないっスか。当時はまァ…なにやられんのか怖くて、でも男のひとの身体に興味があって、初めての感覚に戸惑って、それが気持ちいいことなんだって分かって……。それからです。無理やり犯されるのとかすごくゾクゾクしちゃうようになったの」
「…」
高揚した表情を浮かべたは、もう発情したメスの顔。襲われてもなにも文句言うまいとした肌を艶めかせ、雄棒をみて舌をなめずっている。
「こんなおっきぃペニス、見たことないっス…。玉のほうも触ってイイっすか…?」
「………好きにしろ…」
「おぉ…金タマぱんぱんっスねぇ。あぁァ…このタマの感触やばぁ。エンデヴァーさん、禁欲は身体に良くないっスよ…?射精管理ちゃんとシテますか?」
「せがれはもう必要ない」
「えー…私はその遺伝子、欲しいけどなぁ。……イマドキの子はみんな炎を軽視し過ぎだ。この精液、出たら私にくださいよ」
「貴様との相性はサイアクだ。すべて水に流せ」
「我慢汁ベトベトっスねー」
「っ…」
睾丸を握られて足の先までビクッと感じてしまった。ただでさえ巧みな手つきに飲み込まれそうで、亀頭の先端から先走りが光っている。
これ以上、火種を作るようなことは誤っても犯したくない。
家族を追い込んで、苦しませて、崩壊させて、振り向いて立ち止まってやることすら出来なくなってしまった。己がNo.1のあの人に固執し、強く憧れ、超越したいと願い、多くのモノを犠牲にしてきたように。