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【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。

第24章 僕のヒーローアカデミア✿ホークス「片翼のビスケット」


角度をかえての柔らかな唇に口付け、熱量もあがってきて少し開いた口の中に舌をねじ込む。

「は、…っんぅ……」

「…はぁ、……ふ…」

の白銀に輝く髪を撫でると柔らかくてしっとりしている、いつまでも触っていたい髪質。白くて長い睫毛も、全身をまとう艶やかな香りも、人並みに温かい体温も……すべてが愛おしく感じられる。

「………啓…悟……」

「んー……なに?キスだけじゃ足りない?」

「………うん」

「かわいい」

キスだけで蕩けきった表情をする。色白だから赤く紅潮したのが分かりやすくて、短く呼吸して興奮しているのも直に伝わってくる。

…はこの部屋から出られなくなってしまった。

以前は監視の下でと一緒にお出掛けしたり、デートしたり出来ていたが、いかんせんこの羽の大きさでは歩かせられないと言われ軟禁状態。
だから買い物にも、映画館にも、水族館にもどこにも行けなくなって、俺は出先で写真を撮ったり、そこであった他愛もない話なんかをするとはとても喜んで聞いてくれた。

「この服…、脱がせんのもったいねえなァ……。すげえ似合ってる」

「ほんと…?啓悟が一緒に選んでくれた服だから嬉しい……」

「ん…。俺も、自分で選んだ服着てくれてめっちゃ嬉しい。やっぱ脱がせたい…。こっからめくって見せちゃうね」

「……っあ…」

一緒に買い物に行けないからカタログをみて、通販じゃ遅いから俺がひとっ飛びして買ってきた服のひとつ。毎日、似たような白い服じゃつまらないだろうし、少しでも一人の女の子として生きていてほしい。

裾から服をめくりあげるとふっくらと実った果実。

毎日ビスケット1枚で、よくこんなイイ身体が出来上がったのか不思議だ。こいつは1日1食…、ビスケット1枚で満たされてしまうそんな神秘的な身体。

こいつは何のため…、誰のために生まれてきたんだろうって…時々、そう思うときがある。
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