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【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。

第24章 僕のヒーローアカデミア✿ホークス「片翼のビスケット」


突然変異種は非常に珍しい。

の左背部にのみ生えた羽は簡単にとれるものではなく、原因を調べるために乳幼児の頃から血液や画像など様々な精密検査を行った。身体所見上はすべて異常なし。

「次に羽を調べることになって……」

1枚の羽をとり、身体を離れ、数日経ってもなお強い生命力を示す羽ということが判明した。
数日後には抜いたところから2枚の羽として生えてきた。両親の承諾を得て、試しにすべての羽を抜くと再生するとともに2倍して生え変わる羽。
羽を抜いたからといって身体上の副作用もみられず、大きなストレス症状も見られなかったらしい。

「抜いたら倍になる……かァ…。俺のは成長とともに多少は増えはしたけど。……にしても、片翼だけだったらバランス取りづらくないか?そんな体質じゃ、あーやって抜かれるのはもう勘弁だろ」

「うん……。小さい頃みたいに思いきり走れなくなっちゃったけど、先生も毎月診てくれてるし…」

ただの再生ではない分裂能力。
の翼開長は腕を伸ばしたよりも幅があり、少なくとも風や重力の抵抗を受けているには十分な大きさ。まだ一人で不自由なく歩けているようだが、いずれは……。

「。俺んとこで「うえぇーん!!」──…ぁ、やべ」

目先にいた子供が何もないところで派手に転び、膝をすりむいて大泣きしている。のことで頭がいっぱいになっているとはいえ、目の前で人が傷付いた姿をみて申し訳なくなる。

「あー…よしよ~し。痛くないよ~?ばい菌入らないうちに消毒しよっかー」

「びえーん!!!」

「ありゃ、羽のゆりかごは逆効果だったか…。ごめんごめん。怖がらせちゃったね~」

こんだけ子供がわめいてりゃ親や連れが来てもおかしくないのにその姿はない。
羽であやすのをやめて両手で抱っこすると、その横にも一緒にやって来ていた。
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