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【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。

第22章 僕のヒーローアカデミア✿治崎廻「愛してる、だけじゃ伝わらない


酒で火照った顔をあおぎ、治崎の客室まで廊下を歩く。

「、気が利くな…。情けない話だが、おまえの親父さんが強すぎて潰されかけていた」

「あはは…。だってあれ正月ペースで早かったですもん。それにパパ、蕁麻疹出ると知ってて治崎さんに触ってるし…。なんかそっちの方が可哀想で…」

「まァ…そうだな。それが一番参った。部屋に露天風呂がある。一緒に入ろう」

は夕食前に大浴場に浸かってきており、簡単に脱がせられる浴衣姿。治崎は他人が入浴した後の温泉には入れない体質のため、黒服を着たままだった。

「……なんだ?人が脱いでいるのをじっと見て…」

「あ、いや…。なんか…ネクタイ外す姿、格好良いなぁって。……ぁ、いや、違いますよ!?これは誘ってないですからねっ?!」

「今ので一気に酔いが醒めた」

「えっ、ぃや、ホントに違くて…っ」

「なにが違うんだ?諦めて俺に抱かれろ」

ネクタイを外している途中だったが、が煽ってきて唇を塞ぐ。好きな女にあんなこと言われて黙っていられる奴は男じゃない。

「…お酒…の匂いがするキスです…」

「しこたま飲まされたからな。なァ、…。脱がせてくれよ。シャツのボタンくらい、外してくれるだろ…?」

「一気に酔い、醒めたんじゃないんですか…?」

「とキスしたらまた酔った」

「嘘こけ」

は未成年だから酒は一滴も飲んでないのを知っている。けれど、すり寄る猫みたいな声を出すと、は手が掛かるといってシャツのボタンを1つ1つ丁寧に外していく。

(おかしい…。酒を飲んで、血中アルコール濃度はあがっているはずなのに、低下するどころか血管が拡張して精力が増している…。あァ、それにしても浴衣姿とても似合っている…。ムラムラする……。今すぐ抱きたい)

だが、本能のままかぶり付いたら余裕のないガキみたいで格好悪いと思ってしまう。にリードされるわけにはいかない。

がっつきそうな自分を抑え、鎖骨をのぞかせるの姿を上から見下ろしていた。
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