第22章 僕のヒーローアカデミア✿治崎廻「愛してる、だけじゃ伝わらない

泣かせたくないと思いつつも、組み敷いている下でぽろぽろと涙を流すの姿はとても愛しく感じた。今までとは違う涙。

心が寄り添えた安心感…と呼ぶべきか。

「暴れるな。抱かれたいんだろ」

「だったら手の拘束、解いてくださいよ！！痛くはないですけど怖いんです…！！」

「……引っかかれて傷をつけられたくない。それくらい我慢しろ」

「ひぃッ！！ちょ、そこ、当てないで…！な…なんか、あったかくて気持ちわるッッ」

濡れた陰唇に陰茎をこすり付けていると、はくすぐったそうに顔をしかめる。言葉は刺々しくとも、本当に嫌悪しているリアクションには感じない。

「男の現物をみるのはこれが初めてか…？じっくり観察させてやりたいところだが、今は一刻も早く、と繋がりたい」

「ぃや、むッ…むりだって！壊れますって…！そ…そんなの、入ら…ないですって！！」

「ちらちら視線を下に動かしてないで、じっくり見ればいいだろう…。男性生殖器に興味があるのがバレバレだ。育ち盛りだもんなァ」

「ぃや、ち…ちがッ、大きいって……ひぃぃッ」

最後までお願いとしますと言ったのを忘れたわけではないだろうが、焦るのは良くない。

陰茎を食い込ませるまえに、に見えるように指を膣内に咥え込ませた。は恥ずかしそうに顔をしかめるが、出したり入れたりする指を目で追っている。

「耳攻めで惚けているときに、すでに二本の指を飲み込んでいる。広がった穴が小刻みに震えているが分かるだろう…？」

「ゃ、ぁぁ……ッ」

「この二本の指と比べると、俺の屹立した陰茎の質量、密度、体積がより大きな物体として感じることになるだろうが、なら大丈夫。……なんたって俺とは、適合しているッ」

「後半、解釈が雑になってるよッ…！！」

「俺はもう限界なんだ……分かってくれ。抱かれたいと言ったのなら覚悟を決めろ。強張るのは仕方がないが、力んでいたら痛いだけだ」

「っ、だから手を外してくれって言ってんだろォッ！！このドＳ、ひぃッ、…うぁぁ……っ」

困っている姿はなんとも愛おしい。我が強い女は好まないが気の強い女は嫌いじゃない。

ぽっかり開いた膣穴に先っぽを宛がうと、は急に女の顔になった。