【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第22章 僕のヒーローアカデミア✿治崎廻「愛してる、だけじゃ伝わらない
治崎のやっていることは犯罪と同じ。だけど気付いてくれた。だから、最後まで抱いてくださいと治崎にお願いをした。
「…」
「…治崎さん」
柔らかい唇がゆっくりと触れ合う。
はじめてのオーガズムを味わって、決して快楽に溺れたわけじゃない。どんなにボロボロにされたって、首を横に振り続けただろう。
「愛してる、…」
「治崎さん…」
ホンネを知って、治崎のことを理解しようと思った。許してあげようと思った。だから、彼の名前を呼ぼうと思った。
「っ」
そしたら途端に初心な少年みたいな、涙腺を締めた歪んだ顔になった。思いきり強く抱きしめて顔を咄嗟に隠したみたいだけど、しっかり見えてしまった。
(……私より、数段大人なのになァ…)
それまでの彼は自分勝手で横暴なやり方しか、歩み寄る方法が思い付かなかっただけ。
「…」
「んんっ」
強く抱きしめるその腕に、嘘がないと信じたい。重ね合わせた唇に、言葉で縛り付ける偽りだとは思いたくない。治崎の光が差し込んだ真っすぐした瞳を見つめて…、
「治崎さん……」
「。おまえの全てがほしい……」
「…はい」
つたなくて可愛らしい治崎に身をもって応えようと思った。治崎は足の拘束だけ解くと腰のベルトを外し、テントを張ったそれを表に出してきた。
「……俺の子を孕めといったが、現状は避妊する。10代での妊娠は医学的側面でメリットもあるが、デメリットの方が多い。おまえの身体は健康体そのものだが、まずは十分な母体への環境を整えてから子作りをしていきたいと考えている」
「…ぁ、あの…、治崎さんってたまにお医者さんっぽいこと言いますよね。注射も痛くなったですし…。それと、手の拘束も外して……」
「俺の個性上、人体の分解や修復をする上で必要なことだった。それに本を読んだり勉強することが楽しかったし、実験も好きだった。汚れるのは嫌いだったが……挿入れるぞ」
「ぁ、あの……手の拘束を…」
ゴムを装着し終えた治崎は、膣穴が見えるように膝を持ち上げてきた。
「………」
「無視かいッ!!」
「おまえの泣き顔は好きだぞ」
「~~~」
にやっと、はじめて口角をあげて笑ってみせた治崎。
前言撤回。
やっぱりこの人は、許せないッ!!!