【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第20章 僕のヒーローアカデミア✿天喰環「ネガティブ・アサーティブ」
(こんな時にかぎって無駄な知識を……ッッ!!絶対に引かれた、見た目だけじゃなくて気持ち悪いって絶対に思われた、人類滅亡だ……ッッ!!!)
下半身は縮こまらないのに頭の中は真っ白になる。がどんな顔をしているか怖くて見れなくなったのだが、そっと温かな手が自分の手に重なった。
「それって…環も、シてみたいって思ってくれてたんだよね?」
「……も…もちろん。いつも俺、にリードしてもらってばかりだし、自分から主導権を握りたいと思ってるけど、失敗したら、痛くさせちゃったらとか色々考えちゃって」
「私たち失敗ばっかりなんだから、少しずつ上手になっていこうよ。今だって私、ちゃんとフェラチオできてるか不安なんだよ…?」
「えっ、いや、全然そんなことないよ!すごく気持ちがいい。の伏せた目とか、瞬きするまつ毛とか、ちろっと子猫みたいにみえる可愛らしい舌とか…全部、色々」
「ふふっ、そんな風に思ってくれてたんだ」
「あぁ、う…うん、ごめん。こんな至近距離で見過ぎるのは気持ち悪いよね……」
「そんなことないよ。環が……私のことを考えて、ビクビク大きくして、すごく興奮する」
「ッッ~!!」
嫌われなくて、引かれなくて良かった。も似たようなことを考えて一緒に興奮してくれている。それだけで嬉しくて、胸がいっぱいになって、自分のしたいこと……口に出してもいいのかなって思えてしまう。
「……環のシたいことは、どんなこと…?」
「俺は………」
どれか一つなんて選べない。
けど、今はがその小鳥のさえずる様な口でフェラチオをしてくれている。
「俺の、シたいことは……」
も同じことを思ってくれていたら嬉しい。きっとなら受け止めてくれる。もし、嫌われたら、引かれてしまったら……でも、は聞いてくれるって言ってくれたんだ。
「俺は、……が……顔射シたい……」
「………」
小さな絞り出すような声でいうと、はキョトンとしている。
──……人類が…消滅した。