【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第20章 僕のヒーローアカデミア✿天喰環「ネガティブ・アサーティブ」
射精したゴムを処理し、新しく装着した避妊具のうえからはフェラチオをしてくれる。
「……ねえ、環」
「な……なんだい?」
「環は……やってみたい体位、ないの…?」
「ッッ…!!」
男と女が交わるためのセックス体位。もちろん試したい体位はたくさんあるが、それはあくまで知識という情報だけであって、口にしただけでとの関係に亀裂が走ってしまうのではないかと環は固く口を閉ざす。
「そ…それは……俺が、あまりにも不甲斐ないからという理由で、別れ話に繋がる流れ」
「そうじゃないよっ!そうじゃないけど……体位だけじゃなくって、プ…プレイみたいのとか……興味ないのかなって」
(──めちゃくちゃ興味あります……ッッ!!)
環は心の中で全力で答える。
「……はその、俺に…シてほしいのあるの…?」
「私が言ったら、環も言うって約束してくれる?」
「う、うん。それはもちろん、がいったら必ず言うよ」
「同じって言われても困るから、念のため2つ…考えておいてくれる?」
「わ…わかった……」
完全に逃げ道を塞がれた。
……してみたい体位、してみたいプレイ、以外の女性に興奮を覚えたくて覗いたわけじゃないけど勉強のためにえっちなサイトを覗いたことがある。とあんなことやこんなこと、訓練中もが視界に入るたびに、声が聞こえるたびに、匂いを嗅ぐたびに個性で再現しそうになって、一時期スランプに陥ったほどだ。
「じゃあ私から言うね」
「ど、どうぞ…」
「私は……立ったままされたいなって、思ってて」
「そ…それは、立位で挿入したりするやつだよね。お互い向き合ったり、バックからすることもできて、場所を選ばす非日常的な気分を味わうことができる──…あ」
思わず、試したいとばかりに熱く語ってしまった。