【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第15章 黒子のバスケ✿青峰大輝「禁止令」
身体の熱が高ぶってくるとは「うぅ、うぅ…」と泣き出しそうな声をあげ、目尻に零れ落ちそうな雫がたまる。
ちゅっ…
「、大丈夫。……俺がいるから」
「ぅ…うぅ…んぅ」
「ずっと一緒に居ような」
は涙ながらに頷いて見せる。
ピークに差し掛かって指を激しく動かすと全身に力が入ったように身体をのけ反らし、シーツを強く握りしめる。
「はっ、…んぅうんんンン──!!!」
指でも分かるように膣がピクピクっと収縮を起こす。それと同時にガクガクっと身震いをした後、の身体から全身の力が抜け落ちたように足を投げ出したようにぐったりとしている。
「はぁ、はぁ、はぁ…」
(…イッた、んだよな……)
大輝はのイキの良過ぎる反応にあからさまに戸惑う。
見たこともないの放心する顔。
まだ痙攣が残っているようで膣のナカがピクッと動き、吸い付いて離さない指をソコに留めたままだ。
「……、気持ち良かった…?」
そう聞くとはゆっくりと瞬きをし、一番近くにある顔を瞳に捉える。満足げに薄っすらと微笑んだのがその証拠であり、泊まることをしなかったを家まで見送ってその日を終えたのであった。
それから間もなくして…。
「ねえ、青峰……」
「ん?」
二人きりで屋上で弁当を食べているとき、は珍しく言いづらそうに口をモゴモゴとしている。
「なんか、困りごとか?」
「う…ぅん…そうなんだけど……。あのね、」
よっぽど言いづらいことなのか、大輝は訝しげに皺を寄せる。何度も言葉を飲み込んだ後、はようやく口にする。
「一人じゃ、できなくて……。青峰に、教えて…ほしいの…」
「っ…!!?」
赤らめていうの顔を見てピンとくる。
はとても勉強熱心で、俺と同じで互いのことが大好きなのだ。
それからというもの誰も来ない屋上や、家族の留守のときを狙って愛の巣行為に励んだ。
◇
話しは現在に戻って、と付き合い始めて数か月。
距離を置かれた大輝は非常に焦っていた。