【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第15章 黒子のバスケ✿青峰大輝「禁止令」
と初めてキスしたのがデートの帰り道。
と初めてエッチ…したのが……俺の家。
初めて好きになった女の子が来てくれりゃ、そりゃ…気持ちがあらゆる昂ぶりを抑え切れなくなる。
「……へえ、生まれたときから黒いんだね」
「だから地黒だって言ってンだろ…」
彼女が家に来たら昔のアルバムを見るところから始まる。バスケットボールと常に一緒に寝てたからそういう写真もあって、中学時代のまだ輝いていた青春のページも刻まれてる。
(まだコイツに、バスケしてるところ見られてねえしな…)
俺に勝てるのは俺だけ。
中学のバスケで負けなしになって、あんだけ夢中になっていたものが急に冷めてしまった。好きなのに嫌いになって、でも完全に断ち切ることができなくて、どっか期待しちまって、でもやる気が出なくて…。
「……」
そんなことを思い出したら寂しくなって、の後ろから腕を回す。温かくて小さいものが一瞬ビクッとなったが、回した腕はそこで留まり、警戒心を解いたは愛おしむように頭を撫でてくれる。
「……」
「なに…?」
「……意外とあンのな」
「なにが?」
「おっぱ、ぃ…ってぇ~…」
腕を回したところに丁度あった膨らみ。不自然に腕を揺らすとは腕の皮膚を摘まんできた。
「何すんだよ。減るもんじゃねえし良いだろ。ちょっとくらい…」
「揺すってきたアンタが悪いの。もう帰る」
「はっ?!嘘だろ。待ってって、ごめん。帰んないで…」
鞄を持って帰ろうとしたところを、今度は不可抗力の場所に当たらないように抱き締める。
「、ごめんって…」
「………男がそういう生き物だってのは分かってたけど、実際やられるとビビってしまう」
「ん、ぉう…。だからごめん……。まだ怒ってる?」
「怒ってはないけど……。私、その…。青峰が愛読してる水着の子とかみたいに胸ないし、可愛くもないし…、自信ないから……その、」
は歯切れ悪く話し始めた。