【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第14章 名探偵コナン✿警察学校組「1day」
あの官能的ノイズがよみがえり、想像する手前で頭を振る。
「忘れもの、取りに来ただけなんだから…」
この部屋でのことは考えないようにする。また別に楽しかった記憶を思い出そうとすると、あの心の隙に入ってきたグラサンばかりがチラつき…。
「もう…終わったのに……」
人にはとても言えない、心変わり…。
人を馬鹿にしたようなニヤついた笑い。
思い出しただけでもムカつくのに、子供のようにはしゃぐ姿は憎たらしく思えてしまう。
急かしてくるのに不意に優しさを見せて、線香花火では助けられた。
一度だって「好き」だなんて言われていない。快楽だけを与えてくれたひと時の相手。今度はそっちに泣かされそうになって目のふちを拭おうとすると…。
ブブ…
ブブ……ブブ…
ポケットに入っていた携帯が何かを受信したように震える。ディスプレイを見ると、登録したはずのない男からメールが届く。
一つ一つの言葉を読み、窓から顔を出すと…。
「…!!」
思った通りその者が目に入って視界がじわりと歪む。
松「ふっ…。さっさと降りて来い。置いてくぞ」
グラサンを掛けた男が不敵に笑う。
手先は器用なのに言葉足らずで不器用な彼に…、これから先も取り乱されていくのだろう。
松田END.
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