【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第14章 名探偵コナン✿警察学校組「1day」
みづき「でもさぁ、みづきが全部悪いように思ってるみたいだけども雄星くんも悪いんだよ?みづきが可愛いくて許せないのは仕方ないとして、はつまんない女なんだよ。だから雄星くんは離れて行っちゃう。これって誰が一番悪いんだろうねぇ…」
少なくともみづきは自分は悪くないと思っているようだ。雄星を誘惑したのは明らか。
ただ普通にいるだけで雄星が手を出すとは思えない…。
みづき「ねえ、あの男の人達とはどうなったのぉ?上手に甘えられなくて失敗したぁ?ふふふ…」
お淑やかにクスクスと笑い、光悦な表情を浮かべる。
上手に甘えられなくて失敗した…。その言葉に対して、一晩を過ごした男の顔が思い浮かぶ。身体を貪られて優しいキスだけ残して、泣こうとは思わないのに奥から滲んできそうだ。
みづき「みづきは悪くないから謝らないよ。もう部活なんてどうでも良いんだぁ…。あ~、清々した」
「清々したって、…恨みがあったならちゃんと教えてほしい。一方過ぎるのなんて納得できないよ」
みづき「まだみづきのオトモダチでいたいわけぇ?」
「……今はもう駄目かもしれないけど、謝れることなら謝りたいから…」
裏切られた理由があるなら知りたい。
嫌いでも何でもないんなら、「何となく」で済ませないでほしい。
みづき「………今でも気付いてないの?」
「え?」
みづきはしばらく沈黙を置き、溜息を吐いてからいう。
みづき「私のものになったのに、今でも見てる…。みづきの方がずっとずっと前から好きだったのに……」
それからみづきは何も喋らなくなり、どこかへ行ってしまう。
キラリに光る左手を握りしめて…。