【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第14章 名探偵コナン✿警察学校組「1day」
翌朝、起きたらものすごく腰が痛かった。
リビングに行っても誰にも夜中のことを口には出さず、さんざん喘いでいたように思うけれど記憶は曖昧。朝部屋にいなかった松田はもぐもぐと朝食を食べており、は斜め向かいに座る。
松「ごっそさん」
何事もなかったように過ごされるのが一番気が楽だ。気持ちがないと分かれば整理が付けられる。
「………」
そうだと理解しようとしても、食事がなかなか喉を通って行かない。
諸「ちゃん。俺たち今日出るけど…一緒に乗ってく?」
すると横から諸伏が声をかけてきて、何だか心配した顔をしている。
「いえ。バスが出ているのでそれで帰ります。諸伏さん。…お金のことなんですけど…」
諸「あぁ、それはいつでも良いから。ちゃん、一人暮らしで学生だしやりくり大変でしょ?連絡先交換したし、またどこかで会おうよ」
萩「あっ、ちゃんの連絡先知らない…!メアド教えて!」
「は、はぃ…」
少し大きな声をあげた萩原に続いて、降谷と伊達も携帯を出してくる。
降「俺も、いい?」
伊「俺も教えてくれ」
「あ…はい。共有してくださって構いません」
松田以外と全員と交換し、は出て行く支度を始める。
あの時持ってきてくれた荷物を確認すると全てではなくて、あのコテージに顔を出さなければならないのかと少し気が重くなる。
降「バス停から駅まで行くんだろ?さん、なにも遠慮しなくていいんだぞ?」
「いえ…。あっちにまだ荷物があったので……。一人で…帰りたいんです」
伊「無理すんなよ?何かあったら遠慮なく連絡しろよ」
萩「ちゃんとここでお別れか~…。あとでメールするから、今度どこか食事でもしようね」
諸「気を付けてね」
松「…」
「はい…。本当にお世話になりました」
は深々と頭を下げ、お世話になった5人に別れを告げた。